柿の種中毒治療日記

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iPhoto'09で顔認識

iPhoto'09には写真の中に映った顔を認識する機能がある*1。最初に何回か顔と名前を登録すると、それに似た写真をピックアップしてさらに同じ名前でTag付けするか聞いてくる。これがなかなかおもしろい。きっと顔かたちの位置情報をmappingして、似ている形を検出するような仕組みなんだろう。iPhotoが提示してくる顔はかなり正確で、ほとんど間違いがない。ただ、たまに他人の顔が紛れ込んでいる。
まずは彼女の写真に名前をつけてどんどん似たような写真を呼び出させていたら、ぼくの妹が出て来た。見た感じ全く似た要素がないのになぜであろう?二人以外にも女性が写り込んでいる写真はあるのだけれど、なぜか妹のみがピックアップされたのだ。もちろん二人の間に血のつながりなどない。ぼくが無意識のうちにどことなく似た要素のある顔を選んだなんてことがありうるのだろうか?それにしても似ている要素なんてどこにも見当たらないのだが。逆にぼくの顔に似た顔の写真をどんどんピックアップさせると、なぜか今度は彼女が出て来た。ぼくの弟や父親などの血族はまったくでてこないのにだ。これは夫婦で顔が似てくるという一つの間接的証明になりうるのだろうかね。ちなみにぼくの母親は出て来た。ぼくは母親似だとこどもの頃から言われて来たけれど、iPhotoもそう判断したわけだ。と、よくよく見てみたら、ぼくの顔を検索キーにでてくる彼女の写真はすべて彼女がセルフレームの眼鏡を着用しているものだった。それから誰とも分からぬ眼鏡をかけたおじさんもぼくに良く似た候補としてピックアップされていた。ということは眼鏡がぼくの顔のアイデンティティということなんだな、結局のところ。顔に占める眼鏡のフレームの面積を考えるとさもありなん。たまにコンタクトレンズを付けてると彼女でさえぼくをぼくだと認識してくれないことがあるもんね。
(つらつら考えてるだけで全く論旨が不明確だけど)こういうふうに世の中の夫婦の顔をmappingしていって、相似度を測るなんて研究ちょっと面白そうだ。何の役に立つのか?うーん、思いつかない。もしも顔つきの似たカップルと離婚率に逆相関があるなんてことになれば結婚紹介サービスで売りとして使えるかもしれないけどさ。因果関係があるのかどうか、因果関係があるとしてどちらが原因でどちらが帰結なのかは正直あやしいけれど。
なにはともあれ、iPhotoiPhoto'09にはFacebookへの共有機能もついていて、iPhotoで名前をつけておけばFacebookにも自動で反映される。これは便利なのかも。

*1:これ自体は目新しいものじゃないし、Facebookでも写真に名前がTagできる。