柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

香港へやってきた

朝6時に広州へ帰ってきたあと少し休んで出社。大事な会議に一時間だけでて朝10時を回ったところでオフィスを飛び出した。今日は中国のZビザを取得するために香港へ向かうのだ。オフィスの下で彼女と落ち合って、急いで駅へ。昼の二時までに香港の法律事務所で処理が終われば金曜日夕方までにビザを取得可能。しかしそれを逃すと週末をまたいで月曜日までかかってしまうというので、10時39分発九広鉄道には必ず乗らなければいけない。広州の駅では発車10分前にゲートがしまるというので急いでいったのがよかった。香港は中国に返還されたとはいってもいまだ一国二制度を敷いている。だから広州駅では出国審査が必要で、なんだかんだで時間がかかる。
一等車の雰囲気は清潔でなかなかいい感じ。車窓からの眺めも面白い。どこもかしこも霧がかかっているのだけれども、これはスモッグの類だろうか。それとも大陸特有の自然現象なのか。と、考え込む余裕もなく昨日の強行軍がたたったのかすぐに寝入ってしまった。ふと目が覚めると深センを通過して香港へと入っていた。空気が晴れ渡っていて靄がまったくかかっていない。2週間ぶりの澄んだ視界に感動。駅では今度は入国審査。係員の人に香港人は専用ゲートだよと何回か言われる。海外生活をしはじめてますますどこの国の人だか分からない外見になっているのかな。
駅に降り立って改めて香港は都会だと実感。町並みも超きれいだし、わくわくする。駅からはタクシーを使い、ワンチャイにある法律事務所へは無事二時少し前に到着。ビザの手続きを済ませ、香港オフィスに少し顔を出して仕事を片付け、ホテルに戻ったらもう体の自由が効かなかった。ルームサービスで夕飯を済まし、9時から翌朝まで寝入る。
あとは明日までにビザができれば御の字。香港は資本主義の権化だというけれど、確かに申請書にも通常4日、エキスプレス2日、最速1日なんてコースがあって早くなるほど値段が高くなるのだ。この迅速さ、すごいね。逆にZビザを取って再度中国へ入国すると今度は労働許可証とレジデンスビザが下りるまでは中国から出国できない。この間一ヶ月。しかもこの間に出国してしまうと5月末から始めてきたレジデンスビザ取得のプロセスを一からやり直さなきゃいけないのだ。なにごともなく一ヶ月でビザが下りることを祈るのみ。そしてその間は香港にもこれないので週末は楽しもう。