柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

プリント


撮った写真をiMacの27インチの大画面で見るというのはフィルムカメラ時代にはなかった楽しみ。Apertureを見てみると、これまで撮ってきた写真はなんと2万8千枚を超えていた。その写真をざっとスクロールして行くだけで、いろんなことが思い出される。撮ったその時にはたいしたことのないように思えた写真でも、ずいぶん後になってみて見るとそんな写真もその当時の記憶を鮮やかに呼び覚ましてくれる。
残念ながら2005年から2006年までの写真は消えてなくなってしまった。当時使っていたiBookの突然の故障のせいだ。その前の新婚旅行の写真はたまたまCD−Rに焼いていたのだけれども、そのあとから1年半のデータは全て消えた。その頃のメジャーな出来事は覚えているのだけれど、細かいことは忘れてしまったし思い出す手がかりもなかなかない。
やっぱりどうバックアップをとるかが問題だ。でも外付けハードディスクというのも信頼できるのだかできないのだかよくわからない。こないだまでバックアップ用に使っていたTimecapsuleはなんと本体よりも先に死んでしまった。どこか外部のサーバーに全て保存できれば一番よいのだけれど、中国からは回線が重過ぎてそれもなかなか難しい。
というわけで、もっとも原始的な方法なのだけれども写真をプリントすることにした。日本でプリントすると結構高いけれど、そこは物価の安い国に住むメリット。コダックの絹目仕上げのハガキサイズが一枚10元なのだ。しかも会員になれば割引も効くので一枚10円程度。といっても2万8千枚全て現像するわけにはいかないのでざっと1400枚ばかり選んで昨日頼んできた。1400枚というのはさすがにすごい量で、とてもかさばるし重い。でもプリントされた写真にはディスプレーの上の画像とは違った柔らかさがある。一枚一枚、なんだかまた別の写真を見るかのように楽しめる。