というには既にかなり時間が経っているけれど。子供ができて本を読む量がかなり減っている。
何気なく手にとったのだけれども、検閲を押し進める国家組織vs思想信条の自由を守る地方組織図書館の武力抗争という設定が面白い。途中からかなり恋愛に話の軸がシフトして行ってかなりこそばゆいけど。漫画的。
たまたま日本人会のバザーで見つけた。刀ではなく、知識が武器。奥右筆という幕府の書類を預かる人間が主人公というところが目新しく面白かったんだけれども、だんだんダレて来た。というか『前例の有る無し』がとことん大事で、それを知っているのが強み。前例主義ってつまんないなあ。