柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

こちら式・あちら式

土曜日は同じ職種の人々の一年に一度の集まりだった。その中の余興としてAmericas got talent形式のイベント。三組が350人の面々の前で歌を披露し、投票で優勝者を決めるのだ。投票は各テーブルでテーブルリーダーが取りまとめ、テーブルリーダーが代表として三組のうち一組に投票するというアメリカ大統領選方式。
たまたまぼくは一つのテーブルのリーダーだった。ぼくの所属する事業部からも一組代表が出ているのだけれども、僕の独断で決めるのもまずかろう*1、ここは民主的にいこうとテーブルの人々の意見を集めその結果一番優勢だった人を支持することにした。その結果、自分の所属する事業部ではないグループの人を支持することに。これが多少の波乱を起こした。あとから口々になぜ君は自分の事業部代表を支持しなかったのだと質問攻め。民主的なプロセスを踏んだだけだよ、というと『ここのデモクラシーはちょっと違うんだ』とのこと。
ここでも各個人が投票権を持っている。でもそこで選ばれた代表人は独断で投票先を選ぶことができ、それまでの投票結果は関係ないんだって。さもありなんと納得。とはいえ翻って考えてみると政局ばかりで政策論争ちっともなしの日本の某政党の民主的な党代表(ひいては総理大臣)決定のプロセスと実際どこまで違うのか、自信がなくなって来た。

*1:しかも我々事業部代表の歌はいまいちだったし