誕生日を明日に迎えて前祝いのランチ。天河にあるヒルトン広州のイタリアン、イル・ポンテ。妻のおすすめで行ったのだけれども、期待を裏切らぬ美味しさ。というか、期待を遥かに上回る美味しさ。中国でこれだけ美味しいイタリアンを食べられるなんて感激。
ふたりでビジネスランチのセットをひとつづつ。ビジネスランチでは前菜とメイン、デザートの3品がついて88元。それぞれ二つから選べるので夫婦で違うものを頼んでシェアをした。サラダとスープの美味しさは特筆もの。サラダ好きの僕の中でも過去最高ランク。メインの魚料理も繊細な味付け。手打ちパスタもコシがあってうまい。さらにピザを一枚追加注文。本格的な窯が備え付けられていて、熱々でとても美味しい。爽やかな柑橘類のシャーベットで〆である。久しぶりの本格イタリアンに舌鼓を打ちながら、三十代前半を終えるにあたって色々な話をした。
と、そこまで美味しいレストランであるにもかかわらず、不安なことが一つ。日曜日のランチタイムだったにもかかわらず、店の中は閑古鳥。広い店内にわずか4組の客がいるだけで、一体これで採算が取れるのかと首を傾げてしまう。ヒルトンの立地が結構微妙だからか、それともイタリアンがまだ中国では浸透していないのか。それとも値段設定が高すぎるのか。これだけ美味しいレストランがつぶれてしまってはがっかりなので足しげく通いたい。
