柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

カビでひどいことになっていた

広州は高温多湿。部屋によっては壁が結露を起こしてびしょ濡れになるなんてこともあると聞いていた。僕たちが住んでいる家は南向きの部屋がほとんどなのだけれども、一部屋は完全に北向きである。この部屋は物置として使っているのだけれども、最近どうも黴臭い気がしていた。エアコンのドライを回したり、空気清浄機を持ち込んで臭いをとってもまたすぐ同じような臭いがする。

面倒だなと思っていたのだけれども、日曜日なので思い切ってどこからこの臭いがするのかチェックすることにした。で、ここは大丈夫だろうと思っていた桐のタンスの中にかかっているスーツやコートを見てみたところ、見事にカビがぽつぽつぽつ。一枚のレザージャケットに至っては、カビで変色したような状態になっている始末。うわー。

さらにタンスの横の風通しの一番悪いところを見てみると、そこに置いておいたナイロンバックがカビだらけである。げげっと思ってそのナイロンバックを外に出し、タンスを前に動かしてみようと足を踏み入れてみたら足の裏に嫌な感触。恐る恐る足の裏を見てみると足の裏がまっくろくろすけならぬ真緑になっていた。うわーーーー。

毎日アイさんが掃除をしてくれているのだけれど、この部屋は物が多すぎて隅々までは掃除をするのが難しいのだよね。しょうがない。消毒液を薄めたぞうきんを使って部屋中を拭いて回った。被害の薄い洋服はカビを取り除いて、とりあえずクリーニングに出すことにし、被害の甚大なものは捨てることにした。こんな物にまでカビが生えるんだ、と驚いたのはぼくのカメラ用の三脚。カーボンファイバーの三脚に白カビがうっすらと雪の結晶化のように覆っている。カーボンファイバー自体には栄養なんてありっこないし、手垢を栄養に増えたんだろうな、きっと。

消毒液の臭いで気分が悪くなったので大きなところをやっつけて終了。それにしても恐ろしい話である。この季節は湿気で体を悪くするとこの地方では言われているらしい。部屋にカビの胞子が飛びまくってたらそりゃ物も悪くなるだろうし、体にも悪そうだ。幸い他の部屋は24時間空気清浄機を回しているけれども、この部屋も毎日エアコンで除湿しないとだめだな。*1


追記
このあと部屋から黴臭さが消えた。毎日一回、数時間エアコンをドライにしているのも効果的なのかもしれない。

*1:カメラレンズは防湿庫を買っておいたのが正解だったけれども、その他のアルバムとか大丈夫かな。また次の休みにそこは手を付けよう。