柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

つかのまVIP気分

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昨日一日断食していたのは検査入院のためだったのだけれども、どうやら無事に終わったようである。といっても麻酔を静脈注射されてコロッと意識を失い、目が覚めたら全て終わっていたのでなにがなんだか良くわからない。あっさりと昼過ぎには終わったのだけれど、やっぱり体への負担はあったみたいで結局一日中体が重かった。なにはともあれ、これでご飯を食べられる。

さて、昨日の夕方入院した時にはじめに通された部屋。部屋のプレートにはVIPと書いてあって、その名の通りホテルかと見まがうような個室である。といっても、個室はぼくの医療保険ではサポートされていない。香港の医療施設では面白いことに入院する部屋のグレードに寄って差額ベッド代が発生するのみならず、ドクターの診療費用も変わってくるのである。お金のある人にはより高額の治療費を請求するというのはある意味合理的ではありますが。この部屋に通された理由は、単純に僕の入室予定だった部屋の掃除が終わってなかったため。その時間までの仮つなぎだった。小市民なのでベッドに寝転がるのも躊躇われ、結局ソファーに座っていただけなんだけど。専用のバルコニーから海が見えるとかどんな高級ホテルかと、つかの間のVIP気分であった。
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2時間この部屋で過ごした後に移った2人部屋。相部屋の相手はどうやらアメリカ人だったのだけれども、彼と僕との間ではクーラーの設定温度を巡る攻防戦が繰り広げられて大変だった。部屋のエアコンを18℃に設定するとか信じられない。しまいには諦めて、余分にブランケットをもらって自己防衛。しかもアメリカにいるらしき人と朝の四時に電話してるのも正直参った。故郷を遠く離れた極東の地で手術入院なんて、そりゃまあ電話したい気持ちは分かるけれども。まあ人生初の入院で個室なんて贅沢なことはあり得ませんわな。