柿の種中毒治療日記

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ゲッツ/ジルベルト+50

iTunesストアのランキングの上位にゲッツ/ジルベルトの文字を発見して驚いた。ゲッツ/ジルベルト。クールジャズの巨匠スタン・ゲッツと、ボサノヴァの父ジョアン・ジルベルトが出会った素晴らしいアルバム。初めてこのアルバムを聴いたのはもう20年近く前になるだろうか。それからずっと大事に聞いてきたけれども、CDを『貸す』とは『あげる』ことと覚えたり。いつのまにかどこかにいってしまった。

懐かしい気持ちと、そんな『ゲッツ/ジルベルト』がiTunesストアの上位に来ていることに不思議な運命を感じてクリック。早速ダウンロードして、ワクワクしながら早速一曲目の『イパネマの娘』。ジョアン・ジルベルトの妻だったアストラッド・ジルベルトの微妙にピッチがずれた歌がとても魅力的なのだよな。

と、思ったらなんだか普通にうまい歌。あれ、アストラッドの歌ってこんな感じだったっけ?そもそも『ゲッツ/ジルベルト+50』の+50ってそんなのついてたっけ?と思って改めてディスプレイを見てみたら、これ元々の『ゲッツ/ジルベルト』の誕生50周年を記念して日本のアーティストたちがカバーしたオムニバスだったんだね。ああ、ジョアンとアストラッドの声が聞きたかった、なんてちょっぴりがっかりしたのだけれども、なかなかどうして。どの曲もとても丁寧で、元の『ゲッツ/ジルベルト』とはまた違った魅力にあふれている。勘違いで買ったけれども、なんだか良い買い物。


ゲッツ/ジルベルト+50

ゲッツ/ジルベルト+50

ゲッツ/ジルベルト

ゲッツ/ジルベルト