柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

香港ディズニーランドからのタクシーでちょっとした詐欺にあった件

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金曜日。仕事を終えたその足で電車に乗り、2ヶ月半ぶりに香港にやってきた。広州東駅は先日のバス爆発物事件を受けてか、セキュリティが厳しくなっていて、保安検査待ち行列で混み合っていた。ホテルについたのは夜。台風は香港をそれ、ひどいことにはなっていない。朝からムスメと一緒にディズニーランドに行っていた妻と合流。そこで、妻がディズニーランドからのタクシー運転手にお金を騙し取られたことに気づいた。

香港ディズニーランドの夜のタクシー乗り場は胡散臭いドライバーが結構いて、客引行為をよくやっている。以前、ぼくも一緒にディズニーランドからのタクシーに乗っていたときに、ホテルのエントランスではないところに車をつけられて、500HKD請求されたことがある。普通はディズニーランドから湾仔までだと300HKDを少し上回るくらい。500HKDというのはさすがに高いので、おかしいだろうという話になるも、相手がごねるので結局その時は400HKD払った。

今回も似たような手口なのだけれども、さらに巧妙。ホテルのエントランスではないところにつけようとするのは前回と同じ。でも今回は教訓を生かしてホテルのエントランスにつけるよう強く求めたところ、そこまでは車を回した。しかし、エントランスの外れ、すぐに走りされるところに停めたそうだ。そして請求額は365ドル。ちょっと高いなという感じだけれども、そこまで法外という感じでもない。で、ここから。500ドル札で支払ったところ、これは50ドル札だよと50ドル札を突き返してきた。この時点ですり替えられたようだ。*1あれ、と思いながらも改めて365ドルを支払ってしまうというからくり。しめて815ドルなり。部屋に入って財布の残額と1日のレシートを突き合わせてもちょうどこの額があわない。いっぱい食わされた。。。

おそらく

狙われるのには理由があって

  1. 外国人はタクシーの相場、料金体型に疎い。メーターの金額とは全く合わないのだけれども、香港では九龍側から香港島にわたるトンネルがいくつかあり、その値段がルートによって違う。しかも高速を利用したりして料金がわかりにくいので誤魔化されやすい。
  2. 暗い車内ではすり替えに気づきにくい。
  3. ハイテンションで疲れるディズニーランド1日のあとではファイトする気もあまり起きない。
  4. 寝ている子供連れの女性だからつけ込みやすい。

といったところだろうか。ディズニーランドホテルからのタクシーではタクシー乗り場のホテルマンがタクシーの番号はすべて控えてくれて、その番号の書いた紙を渡してくれる。しかし、ディズニーランドから直接でているタクシー乗り場には係員がいないこともあり、番号が残っていない。残念ながら、してやられた。

ただし

香港のタクシーがみんなこうだというわけではない。これまで四年間、何百回とタクシーに乗って、こういうのはわずか2度だけだ。以前ケータイを車内に忘れた時には、わざわざドライバーが山の上の家まで持ってきてくれたこともある。それから妻が財布の中のカード類を、支払いの時に車内に落としたこともあったのだけど、その時もホテルのフロントに届けてくれた。とても親切な人がたくさんいるのも忘れてはいけない。これまでのトラブルはどちらもディズニーランドからのタクシーだったことを考えると、おそらく夜のディズニーランドにはそういう悪質なタクシー運転手が比較的多く集まっているのかもしれない。電車を使うというのは一つの手だし、多少面倒だけれどもディズニーランドホテル行きのシャトルバスでホテルに行って、そこで信頼できるタクシーを使うというのも手かもしれない。今回はなんら危害を加えられたわけでもないし、それを不幸中の幸いとするしかないかな。

そんなこんなでがっくりとしてたのだけれども、今日はホテルのフロントの人がジュニアスイートに無料アップグレードしてくれた。これでチャラだと考えよう。人間万事塞翁が馬。なんだかんだいっても、やっぱり香港は大好きな街。

*1:中国本土では、出した100元札を偽札とすり替えられて突き返されるという手口があり、札を渡す前にスマホで番号の部分の写真をとっておくなどの対策があるのだけれども、これの変形詐欺である。