木曜日。朝から午後3時ぐらいまで月次の経営会議なり。組織の課題に関してたくさんの時間を費やした。有能なHRがファシリテーションをすると、こういうトピックを非常に深く話し合えるというのを実感。非常に面白かった。お互いに自己開示をすることで、より深い理解と信頼関係が生まれていくのだな。
ちょうどパラパラっとめくっていたハーバード・ビジネス・レビューの4月号に、"Measuring The Return on Character"なる話が載っていた。CEOのモラル・プリンシプルが高い会社は、財務成績(ROA)も高いという話。CEOのモラル・プリンシプルとは具体的にはIntegrity(誠実さ)、Responsibility (責任感)、 Forgiveness(許す力)、 Compassion(思いやり)の4つ。 従業員が自分の働く会社のCEOの評価をし、それとそれぞれの会社の財務成績の相関を調べたようだ。なかなか興味深い。
先日ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビューで日本語訳されていた記事にも類似のものがあった。この研究では厳しい上司よりも親切な上司の方が成果につながるという様々な研究が紹介されている。十数年前に『上司が鬼とならねば』系の本が流行っていたけれど、実際にはそうではないということだろうか。www.dhbr.net
なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践
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