柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

破損

夕飯を食べてmango君が家に帰り、二人でリビングでくつろいでいたら突如キッチンのほうから大音響が轟いた。あわてて見てみると、キッチンの床に粉々になったかなりの量のガラスが飛び散っていた。いったい何がおこったのか、何が割れたのかわけがわからない。
おそるおそるキッチンのドアを開けて中に入ってみた。するとビルトインコンロのガラストップが粉々に割れている。何かが落下した気配もないし、なぜ割れたのかわけがわからない。説明書をあわてて取り出してみる。
やられた。。。このコンドミニアムは高層マンションなので火が使えず、てっきりIHクッキングヒーターだと思っていた。日本の実家で使っているIHコンロはガラスの上になべを置いて調理する。ガラスも多分耐熱。見た目はかなり似ているのだけど、このガラスはただの飾りでこっちのこれは実は電気コンロだ。つまり、使うときにはふたを開ける要領でガラスパネルを上に跳ね上げておき、金属製の電気コンロになべを直置きするみたい。そうとは気づかずガラスを熱してしまったから、調理を終えて自然に冷める中で一気に粉々に砕けてしまったようだ。跳ね上げるためにガラストップの端にはばねが仕込まれていたようで、これが上向きの力を加え続けていたから大崩壊。周りにもかなりの量のガラスが飛び散ったようだ。
これまた文化の差のなせる業か、こんなところに盲点があったとは。日本の感覚では熱源近くのガラスは耐熱で当たり前だし、フィリピンの感覚では耐熱でない飾りとしてのガラスパネルが当たり前なのだろう。『当たり前』だからこそ注意書きがあるわけでもないんだろう。なにはともあれ誰も怪我をしなくて良かった。