柿の種中毒治療日記

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2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

凍てつく太陽

最近、続けて読んでいる葉真中顕さんの小説。今週末は『凍てつく太陽』を読了。終戦間際の北海道が舞台で、主人公は特高警察官。日本人、アイヌ、朝鮮人徴用工など色々な人たちが絡み合う。そしてガダルカナル。 スケールが大きな話で、話が二転三転。夢中に…

ロスト・ケア

葉真中顕さんの『ロスト・ケア』を読んだ。介護の世界を題材とした社会派ミステリー。 僕にはまだ介護の実体験がないけれど、父母は祖父母の介護をしていた/している。電話越しに少し話を聞いて、大変そうだなと思っていたけれど、まったくその大変さをイメ…

W県警の悲劇

先日読んだ『絶叫』が面白かったので、同じ葉真中顕さんの『W県警の悲劇』を読んだ。帯にある通り、警察小説xどんでん返しの組み合わせの短編集。洞の奥、交換日記、ガサ入れの朝、私の戦い、破戒、消えた少女の全六編で、全て女性警察官が主人公。 叙述トリ…

絶叫

あっという間に8月。今年は帰省もしないのだけど、家の外もとても暑くてなかなか外に出る気にもなかなかならない。クーラーの効いた部屋で読書。 絶叫 (光文社文庫) 作者:葉真中 顕 発売日: 2017/04/28 メディア: Kindle版 葉真中顕「絶叫」を読んだ。昔はて…