柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

ビーズ細工

女もすなるビーズ細工といふものを、男もしてみむとてするなり。


以前ベルリッツで彼女が教わっていたイギリス人のDisa先生は大学で彫金を専攻したという面白い経歴の持ち主だ。アクセサリー作りで何かの賞をとった事もあるらしい。ベルリッツをやめて、韓国人の経営する英会話学校で講師をしていたものの、その学校がなんと詐欺同然。生徒からお金を集め、フィリピンで授業を始めたと見せかけてすぐさまドロン。来ていた学生たちにとってはもちろん災難。講師にとっても災難で、給料も未払いだったという。
そんな彼女は今、アクセサリー作りのスキルを生かして、個人宅でビーズ教室を開いているのだ。プライベートの英語レッスンも兼ねている。今日はmangoくんちの奥さんも参加して我が家でビーズ教室の予定だったのだけれども、mangoくんの奥さんは昨日の洪水で出かけた先から帰ってくるルートが全て冠水・通行止めになってしまい、家に帰ってくるのに24時間以上かかるという災難があったので、ぼくがかわりに参加した。


Disa先生の家も冠水してしまい電話もインターネットも不通、家の中も泥だらけらしいけれども、『まあそれもしょうがないわね』って感じのひょうひょうとした感じで会話と作業が進む。彼女は合気道もやってたりするらしく、そうとう面白そうな人だ。今日は初めてなので基本の手順を教えてもらい、雑談をしながらぼくと彼女とでひとつづつストラップを作った。こういう細かい作業は嫌いではない。


良いビーズ玉というのは使い捨てるものではなく、ちぎれてしまったネックレスについていたビーズなんかも再利用するそうな。だからこのビーズはひょっとしたらどこかの誰かが使っていたネックレスだったのかもしれないし、どこかの誰かが使っていたストラップだったのかもしれない。
ビーズには古い歴史があって、古代エジプトでもビーズ細工というのはあったのだという。もっとも古いと言われているビーズ細工に至っては75,000年も前のものだそうだ。いま手元にあるプラスチックのビーズ玉にそこまでの長い長い歴史はないとしても、そういうものがひょんなことから回り回って手元に紛れ込んでくる事があったりしたらそいつはロマンがある。



出来上がりはこんな感じ。ブルー主体のやつが彼女ので、グリーン主体のやつがぼくのだ。編み方・ビーズ玉の選び方に性格がでるね、と二人で笑った。