柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

マリンタワーから

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土曜日。マリンタワーにのぼってみました。そこからの光景はなかなかどうして。ベイブリッジや山手、みなとみらいのビル群に、遠く離れた新宿のビル群や東京タワーまで一望。空が霞んでいて富士山は見えなかったけれども。上から見てみると、まがりくねった首都高と埠頭のクレーン群はなかなか絵になります。三脚をつかって夜に長時間露光で写真を撮ったら綺麗だろうな。

いつかまた、どこかで

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夜10時過ぎに家に帰ってきた。外はもう氷点下。

ニュースでは記録的寒波への警戒を呼びかけていた。少し寒いなと思うけれども、そんなにめちゃくちゃ寒いと感じていないことにふと気づく。こんなこと感じたのは寒がりの僕にとっては初めてだ。三度の冬をソウルで過ごしたおかげだろう。ソウルの冬は毎日氷点下は当たり前だった。多少0℃を下回るぐらいだったらむしろ暖かいぐらいだと感じていたな。-18℃のなか娘と濡れタオルを振り回し、凍らせて遊んだのも良い思い出。ふとソウルの今の天気をチェックしたところ、-15℃。懐かしいや。

マニラで暮らしていた時は、まわりの同僚たちが気温25℃前後で寒い寒いとセーターを着込んだり、一斉に風邪をひくのを不思議に思っていた。日本の環境で育ったぼくにとっては快適に感じられる気温も、ある人たちにとってはそうではない。全てを相対化するつもりはないし、過度な一般化するつもりもないけれど、自分の経験の幅を広げることでいろいろなものの見方が変わってくるんだね。

これからどれぐらいいろいろな経験をできるだろう。日本の生活は快適極まりないけれど、またいつかどこか別の国で暮らしたいな。

誰か

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日曜日。娘と工作に取り組んだ。作ったのは福引の時にガラガラ回す抽選器のおもちゃ。工作用の紙を切り、折り、グルーガンで固定していく。その中にこれまで彼女が拾い集めてきたBB弾を入れてみる。二人で試行錯誤しながらようやく完成。ついつい手を貸したり口を出したりしてしまうけれども、もうちょっと好きにさせてもいいな。

午後娘が外出している間、息子と二人でお留守番。息子が昼寝を始めたので、昨日図書館で借りてきた宮部みゆきさんの『誰か』を読んだ。ふと気になって自分の日記を検索してみたところ、10年以上前に一度読んでいた。その時の感想は「二度は読まないだろう」なんてつれないものだったけれど、こうして再び手に取ったのも何かの縁かもしれない。

10年前と同じく、さくさく読了。でも読後感は10年前とは違う。10年前はあっけないと思ったけれど、今は逆に重い。ハッピーエンドというには寂しいお話だけれども、なんだか悪くない余韻が残る。

10年分歳をとった。いろいろな国で生活して多少なりとも経験を積んだ。家族が増えた。失ったものもあれば得たものもある。誰もが幸せであって欲しいとは思っても、それは自分の力が及ぶところではない。自分のそばにいる家族を大切にしたい。読み直してよかった。

誰か―Somebody (文春文庫)

誰か―Somebody (文春文庫)

大三元酒家

土曜日。中華街をぶらぶら。お腹が減ったのですぐそこにあったお店に入ってみる。

ランチセット650円。中華街のお店は美味しいところは美味しいけれど、そうでないところはそうでもない。しばらく前に行ってみた安めのお店はかなりイマイチで、それ以来安い値段を見ると値段なりの味しか出てこないのだろうなと逆に身構えてしまう。個人的にはあまり乗り気でなかったのだけれど、妻の直感に従う。

注文したのは回鍋肉のセット、麻婆豆腐のセット、中華ラーメンに小籠包。これがびっくり、どれも美味しい。セットについてきた酸辣湯も素晴らしい。もっと高いお値段でもっと美味しいお店はあるだろうけれど、この値段でこの味はお値打ち。4年間の広州生活で一生分中華料理は食べたなんて思っていたけれど、いやいやどうして。美味しいものは美味しい。接客してくれた人たちもみんなとても感じがいい。また来よう。

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