柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

芦生の森

だんご三男、串くん夫婦と5人で京都は美山へと一泊旅行にいってきた。美山は茅葺き屋根の集落で有名で、『日本の原風景』を味わえる場所なんだって。
朝9時半に摂津本山を車で出発し、5人でわいわい171号線を大阪方面へ。伊丹から池田、箕面を抜けて、亀岡へ。亀岡からは京都丹波道路に乗って園部まで。園部からふたたび下道に降りて、美山への道をひた走る。
どんどん風景が変わっていって、山深くなっていく。山のみどりも色鮮やかでこころ踊る。バイクで走っても気持ちいいだろうなあ。クルマの中でちょっと嬉しい話を聞いて、さらにハッピー。
お昼はかやぶき屋根の民宿『もりしげ』に立ち寄ってお蕎麦をいただく。立派なかやぶき屋根が美しい。お店の中には囲炉裏があって、少し煙がかかってていいにおい。とろろそばがとても美味しい。

お昼を食べて満足し、そこからさらに先へとのんびりと走る。美山のかやぶき屋根の集落を左手に見ながら、1車線の細い山道をくねくねと、さらに奥の芦生の森の入り口まで向かった。そこで車をとめて、芦生の森へと踏み出した。
芦生の森というのは関西に残る原生林。といってもそこまでいくには相当長い道のりらしいので、今回は原生林までではなく、その入り口付近のトロッコ道を散策。トロッコの軌道の上をてくてく歩くのはなんだかスタンド・バイ・ミーな気分。木も苔むしていて、この後に広がる原生林の美しさを予感させる。ちいさくてかわいらしい花もところどころに咲いていて、それにもまた目を奪われる。岩肌に苔が生えていて、その苔を伝って零れるしずくも素敵だ。

小雨が降っていたから一眼レフをふたりともクルマに置いてきちゃった。だからせっかくの美しい緑も記憶の中にだけ。ケータイカメラではこれが限度だ。
そうしてしばらく歩いていくと、突然空が開けたかと思ったら突然森の様子が変わって、白樺に。そこで休憩して引き返そうと思ったら雨脚が強くなってきた。白樺の林では雨の避けようもないのですこし逆戻りして、うっそうとした木下で雨を避けてコーヒーで一息ついた。こういうところで飲むコーヒーは格別だなあ。帰り道は雨の中、かっぱを着てまたてくてくと歩く。だいたい三時間くらい、緑のにおいをいっぱい吸い込んで、こころもからだもリラックスできた。
今日の宿泊先は、美山の茅葺き屋根の民宿『またべ』。名物の地鶏のすきやきを美味しくみんなでつつき、5人で布団を並べてわいわい会話を楽しんだ。