柿の種中毒治療日記

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無知の知

以前も書いたことが在るけど、無知の知という言葉が好きだ。やりたい目標に対して、現在自分が何をわかっていて、何をわかっていないのか、それがわかって初めて何をすべきなのかわかると思うから。一を聞いて十を知るなんてことは全く必要なくって、一を聞いて一がわかればいいと昔高校の先生が言っていた。頑張ってこれまでの知識や学びと結びつけて一聞いたことを二、三に膨らませていくことは大切だと思うけど、それにしてもやっぱりまずは基礎的な理解こそ重要だとひしひしと思う。
ところがどっこい知ったかぶりな人たちもたくさんいる。うちの会社だけの問題なのかどうか知らないけれど、知らないということが恥とでも思っているのかそこを素直に認めない。で、あげくの果てには0.1しかわかってない癖にあたかも自分が10わかっているのだと思い込んで、1わかっている人間を下に見る。こういう人間が上司だとやりにくいことこの上ないなあ。それともこれが乗り越えなければならない民族の壁なのか。
どこがわかっていないのか、それに対して何が必要なのか、それは本当に優先的にやるべきことなのかをきっちり考えることこそ上司の役目なのにね。そこんとこなしで、押せば何でもすぐに出てくると思ってるんだったら大間違いだっての。他山の石とせねば。