中国に来て以来、いろいろなことをみて、生来性善説だったぼくもだんだん性悪説に染まりつつある。
不信と疑いが支配しているというのは非常に非効率な世界だ。管理のためのコストばかり増大し、そして何よりくたびれる。自分のキャリアとして警察官になることは考えた事はなかったけれども、ならなくてよかった。とてもできないや。
といっても、善悪などというのは非常に主観的なもの。自分にとっての善は相手にとっての悪、自分にとっての悪は相手にとっての善なんて話はどこにでも転がっているので単純な二元論に持ち込むのは不毛だけれども。