柿の種中毒治療日記

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反転 - 闇社会の守護神と呼ばれて

反転―闇社会の守護神と呼ばれて (幻冬舎アウトロー文庫)

反転―闇社会の守護神と呼ばれて (幻冬舎アウトロー文庫)

2008年出版の本。たたき上げの実力派検事から、弁護士へと転身。バブルの紳士やヤクザの弁護士として大金を稼ぐものの最終的には詐欺事件に関与したとして投獄されてしまった人物の自伝である。

バブル期の代議士や財界人、ヤクザや検事たちの実名がガンガン出てきて赤裸々な話がつづられる。とても面白い。政治家の親族が犯罪を起こし、検察上部からもみ消しの圧力が働くとか、漫画や小説のなかだけの話ではないのだな。裏社会と縁の全くない素朴な一般人の感想。

詐欺事件の犯人として投獄された当事者の自伝だし、伝聞調のエピソードも多い。著者自身もすでに鬼籍に入ってしまっている。なので真偽のほどはわからない。現総理の名前もチラッと出てくるけれど、いまならきっと『怪文書のようなもの』と切って捨てるんだろう。

武器としてのデータ分析力 - データ・サイエンティストの「未来を予測」する技術

武器としてのデータ分析力──データ・サイエンティストの「未来を予測」する技術

武器としてのデータ分析力──データ・サイエンティストの「未来を予測」する技術

ここ一週間KNIMEというオープン・ソースのソフトウェアで遊んでいる。いや、仕事をしている。KNIMEというのはデータ処理・データ解析のワークフローをコーディングの知識なしに設計できる面白いツール。いろいろな定型レポート作成の自動化や、ミディアム・サイズのデータの統計解析にも使える。

そういえばこの本をずいぶん前に買っていたのに読みきっていなかったことのでざっと読了。本書の内容は『武器のカタログ』程度で、個々の武器を扱えるようになるには正直不十分だと思う。けれども、データ分析の思想や手順の概略を抑えるにはとてもいい構成。武器を手に取る前に知っておくべきことがしっかりまとめられている感じ。細かい統計分析ツールの理論や適応についてはもっと別な本で抑えれば良い。

KNIMEにはディープラーニングのツールも備えられているみたい。このあたりまでどうにかたどり着きたいな。

さよならCD

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約50日ぶりの日記の更新*1。今日は日曜日。娘・息子と外でサッカーをしたり楽しい1日だった。夜、家で断捨離。これまでなかなか決心のつかなかったCDに、ついに手をつけることにした。といっても実のところiTunes Matchを使ってクラウド上に保存しているのでたいした感慨に耽る必要もないのかもしれない。ライナーノーツとジャケット*2が気になるくらいなのかな。

まずはとりあえず160枚程度。坂本龍一、クラプトン、U2OasisRadiohead、マンデイみちる、くるりスライ&ファミリーストーンマーヴィン・ゲイBeckガムラン音楽、Bjorkカエターノ・ヴェローゾレニーニThe BoomParis Match。どれも本当によく聴いた。初めて買った坂本龍一のグルッポ・ムジカーレなんて25年以上のあいだ引越しをし続けてもずっと持ち運んできたんだな。

このまま全てのCDを処分したいところだけれども20年以上前にJazz用にと買い求めたONKYOJBLのスピーカをまだ手放せない。寝室に置いてあるBoseBluetoothに対応していないのでもっぱらCD。気分の問題もあるので、JazzのCDはとりあえずほとんど手付かずです。。。

と書いておきながら、子供が寝静まった夜にBill EvansのSunday at the Village Vanguardを同じオーディオのストレートCDモードとiPhoneからのライン入力で聴いてみたところなんか全然音質が違う気がする。CDの方がまとまりがある感じでしっくりくるのは気のせいか?!困った。

*1:このあと記憶を頼りに少しだけ過去の写真もアップデートする予定です

*2:iTunesのジャケットはけっこうマッチしてないのが多い

Explorations

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火曜日。先日弾劾された朴大統領の後任の大統領を決める選挙の日でした。国を挙げてお休みなので、繁華街はさぞかし混んでいるだろうと思ったのだけれども、実際は真逆。お昼に行った明洞のロッテデパートはスカスカ。夕方から昔上司だった台湾人のSさんと、先輩のMさんとアプクジョンに焼肉を食べに行く道もスカスカ。韓国の人たちは選挙速報を家で見たりしていたのかしら。

さて、ロッテデパートのNespressoでExplorationsという名前の限定版の豆が出ていました。片方はケニヤの豆。もう片方はラオスから。普通の倍以上の値段の高級品です。限定品は美味しいことが多いので、まとめて買おうと思ったのだけれどもなんと会員ひとりにつき1セット限定。欲しければ会員にならなければいけないし、会員になっても1セットまで。上手い商売の仕方だね。Explorations、『探検』という名前も素敵です。

ぼくもこれからも探検していきます。

騎士団長殺し

ゴールデンウィークを利用して、ようやく『騎士団長殺し』を読了しました。相変わらずの村上ワールド。面白かったです、といいつつ実は発熱が下がった合間に読んだりしていたのであまりよく覚えていないのです。もう一度しっかり時間をとって読みたい、けれどその日が来るのは当分先かもしれません。

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編