柿の種中毒治療日記

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Statistics

武器としてのデータ分析力 - データ・サイエンティストの「未来を予測」する技術

武器としてのデータ分析力──データ・サイエンティストの「未来を予測」する技術作者: 中西達夫,畠慎一郎出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 2014/07/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見るここ一週間KNIMEというオープ…

吉報か?大気汚染軽減の兆し-PM2.5はどのくらい健康に悪影響があるのか

先週末、散歩していた時になんだか随分空気がすっきりしている気がした。深呼吸する気になる空気の美味しさ。日曜日のAQIは50を切り、"GOOD"だったのだ。これはPM2.5の濃度に換算すると15μg/m3以下なので、日本の環境基準をばっちり満たしているではないか。…

100万回生きた猫

朝9時から3時間ほどかけて、モンテカルロ・シミュレーションとデシジョン・ツリーを使った財務分析と意思決定についてトレーニングをした。コンピューターの性能が上がったおかげで、@Riskの1万回のiterationだって簡単に出来てしまう。 100万回生きた猫は10…

中国家庭のジニ係数0.61 所得格差深刻

中国の金持ちの金持ちっぷりたるや凄い。広州でもランボルギーニやフェラーリなんかが普通に走っている。その一方で、うちのお手伝いさんの給与なんか月々2-3万円ほど。それでも一般的な水準からすればまずまずだという。香港のシャネルやカルティエといった…

鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む

「統計心理学」とタイトルにはあるけれど、統計の本ではない。というわけでタイトルには偽りありな感もするけれど、内容自体はとても面白い。イトーヨーカドー、セブンイレブン・ジャパンをひきいる鈴木敏文さんとのインタビューをもとにした彼の経営論。ダ…

トップマネジメントの多様性は会社の業績を高める?

ずいぶんと久しぶりにダイバーシティ関係のリサーチを読んだ。ダイバーシティの高い会社ほど、業績が良いという面白いリサーチ。以前ダイバーシティについてちょっと調べた時*1に、ダイバーシティの高さと業績の間をつなぐデータについてははっきりしたもの…

最良の予言者は過去なり-1928年に80年先、2008年のアメリカのGDPを予測する

先週INSEADのイアン・ミホフ教授によるアジア経済の将来予測の講義を聴く機会があり、そのなかで面白いことを聞いたので別ブログの方に整理した。単純な線形回帰分析によってGDPの将来予測がばっちりできてしまうというとても面白い話である。 マクロなレベ…

Statistics再入門

今年に入って統計を十数年ぶりに学び始めたのだけれど、やっぱりしっかり手を動かしておかないと身に付きません。というわけで読み物だけでなく、基礎のテキストからやり直し中。大学院を出てからもごくたまに辞書的に参照していたのだけれど、やはり一から…

ORのはなし

『統計のはなし』、『予測のはなし』、『シミュレーションのはなし』につづいて大村平さんの『ORのはなし』を読了。毎度のことながら、とてもわかりやすい。 ORというのはOperations Researchの略。オペレーションズ・リサーチとは 社会現象を対象に科学的な…

マカオ旅行ー二日目

昨晩あっさりカジノで5連敗し、自分の賭け事の才能のなさを改めて思い知ったので朝からカジノに入り浸ることはなくマカオ半島側へ古い町並みを散策に。三年ぶりにやってきて、なんといっても目当てはセナド広場にある義順の牛乳プリンだったのだけれども、…

シミュレーションのはなし

大村平さんの「〜のはなし」三冊目を読了。今回は「シミュレーションのはなし」。冒頭おもしろい問題から始まる。いわく「13組のカップルがランダムにペアを組んで行く。このときにできた新しい13組のペアに、一組も元のカップルがない確率はどれほどか」。…

予測のはなし

統計を一から学び直す取組中。二冊目の本は『予測のはなし』。これまたとてもわかりやすくって目から鱗。いまモンテカルロ法を使ったリアル・オプション分析をどう仕事で活用するか試行錯誤しているのだけれども、とても参考になる。モンテカルロ法では各変…

統計のはなし

ここしばらく週末にはRとモンテカルロ・シミュレーションのエクセルアドオンを使って遊んでいたのだけれど、統計の勉強を初心に返ってやってみることにした。大学一年のときに基礎統計学とベイズ統計学を、大学三年のときに生物統計学の授業をとっただけで、…

マネーボール

「競争優位を得るためには、もはや統計解析が不可欠になった。優秀な人材が野球界にどんどん集まり、データ分析に関する部門は拡大を続けている」 貧乏球団オークランド・アスレチックス。リーグ内でも最低レベルの選手年俸総額にもかかわらず、アスレチック…

確率的発想法 数学を日常に生かす

小島寛之先生の確率の入門本を読了。日本を出る際にこの人の本をまとめてAmazonで買ったものの、まだ読んでなかったのだ。入門書なので数式はほとんど出てこないのだけれども、面白い話がいっぱいだ。数式が出て来た方がもうちょっと一歩一歩確認しながら考…

統計的感覚を生かす

久しぶりに巨大なデータを相手に分析作業。Universeが50万件を超えるものをどうやって管理するのか。システムの改善がすぐには出来ないので、当面の間検品作業によってアウトプットの質を確保し、リスクを少なくすることが求められているのだ。まずはどうい…

はてなブックマーク考

『考』っていったって未だに時差ぼけで眠いしたいして頭を使いたい気分でもないのだけれど。 ふと気付いたら先日書いた日記にブックマークが着いていた。愛読しているEverything You've Ever Dreamedのid:Delete_Allさん+誰からか分からない匿名ブクマであ…

その数学が戦略を決める

面白い本を読んだ。あまりの面白さにノンストップで読了。技術革新により超大量のデータを集積する事が可能になった今(アメリカ議会図書館におさめられた文書の文字数は20TB。ぼくのTime Capsuleですら1TBだ!)、そういう超大量のデータを組み合わせ、回帰…

タカラクジ

宝くじが外れた。 タカラクジは多空クジ。大学のときに確率統計の講義でそういうことを教授が言っていた気がする。まあそれはそうだ。日本の年末ジャンボを連番で10枚3000円買ったらそのうち1枚は末等300円。でも高額賞金が当たる確率は何千万分の一、砂浜の…

推定力

たちの悪い"80-20”の予測のおかげで大変面倒だった。某プロジェクトにて今後銀行手数料が毎年数千万円余分にかかると別の部門が騒いでいるのである。予算編成の関係もあり、それがすでに上の方に伝わっていて、上を何人も巻き込んでああでもないこうでもない…

数学で犯罪を解決する

アメリカのテレビシリーズNUMB3RSに使われている数学を巡る面白い話がいっぱいつまっている。数学なんて何の役に立つの?という一つの答えの方向になりうるな。といってもそういう疑問を子供が持ったところでこの本をポンと渡すにはちょっと難しいかなあ。NU…