柿の種中毒治療日記

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部下を育てる

リーダーシップトレーニング二日目。ちょっと中だるみはしたけれども、なかなか面白いトレーニングだった。ワーク・ライフ・バランスを個人の視点から考えるのではなく、上司としての視点から考えるというトレーニングもその一つ。ぼくはワーク・ライフ・バランスのロールモデルからはほど遠いというありがたくない評価を部下から頂いていることもあって興味深い。(実際問題としては平日は長時間働いても休日は働かないから自分の中ではバランスはとれていると思ってたのだけれどね。)
ワーク・ライフ・バランスを実践するための10か条の中に、『部下を育てる』という項目があった。考えてみたら当たり前だけれども、自分一人でできることには限界がある。部下の能力を高めることに注力し、彼らが自ら結果を出せるようにしていくことが結果的に自分を助ける。ここんところ問題解決にかり出されることが多く、ついつい『自分がやった方が早い』という誘惑に負けていた。そうやって抱え込めば抱え込むほどぼく自身の仕事量は雪だるま式にふくらんで行き、部下の成長の機会を奪っているわけだ。部下の能力が上がればその結果として部下のワーク・ライフ・バランスも改善されるよね。同じく10か条の中に権限委譲をする、ということもあるのだけれどただ丸投げするのでは部下のワークライフバランスが損なわれる。そういう意味でも組織の能力の底上げがカギなのだという。
なるほど、こういう視点からトレーニングを考えてこなかったな。OJTには時間を割いて来たつもりだけれども、どうしても一人一人に使える時間は限られる。もうちょっと整理された形でチーム全員を対象としたトレーニングを充実させよう。