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柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

アメリカ陸軍リーダーシップ

土曜日。昼前から娘のクラスメートの誕生日パーティーに参加した。今回はお父さん方も5−6人参加していたので、遊んでいる子供たちの面倒を見つつ歓談。そのうちの一人の男性は在韓米軍の士官。部下600人を束ねる立場だということなので、前から少し気になっていた軍隊のリーダーシップについて聞いてみた。


アメリカ陸軍リーダーシップ

アメリカ陸軍リーダーシップ

  • 作者: フランシスヘッセルバイン,リチャードキャバナー,エリックシンセキ,リーダートゥーリーダー研究所,渡辺博
  • 出版社/メーカー: 生産性出版
  • 発売日: 2010/04/30
  • メディア: 単行本
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以前「アメリカ陸軍リーダーシップ」という本を読んだ。陸軍のリーダーシップモデルというのは進化を続けているそうだ。「軍隊式のリーダーシップ」というと上官からのトップダウンの命令に、部下は服従しそれを忠実に遂行することを求められるなんていう場面を思い浮かべがちだけれども、そういうのは全く時代遅れだという。それどころか、「(組織の)最下層にあっても、人はリーダーになれる」というのが現在のリーダーシップマニュアルに記載してあるそうな。ただ、この本を読んでからも、実際のところはどうなのかなという疑問が残ったままだった。身近に軍人もいなかったしね。

つい最近そういう話を他の人からも聞く機会があった。たまたまぼくの部下の韓国人SWさんは徴兵期間に、韓国軍ではなく米軍で勤務していたという。しかも士官候補生扱いでリーダーシップのトレーニングを受けたとのことだったので、そういうリーダーシップの話を聞いたことがあるかと聞いてみた。しかし、彼が軍隊にいた10年ほど前には依然としてトップダウンだったという。

というわけで、現在はどちらが主流なのか、今日あった方に聞いてみた。やはり陸軍のリーダーシップモデルはどんどん進化が進んでいて、今では昔ながらの「軍隊式リーダーシップ」は採用されていないとのことだった。現代のゲリラ戦やテロなど戦い方がどんどん変わっていく中、トップダウンのみではうまくいかない場面が出てきたそうな。例えば通信機器の故障だったり、現場で上官が倒れた場合などに命令を待って動くような訓練しかしていないと臨機応変に対応できないという。なので、アメリカ陸軍のリーダーシップモデルはより現場の判断能力を高め、すべての人がリーダーシップを発揮できることを重視している由。陸軍のリーダーシップマニュアルもどんどん更新されていて、最新のバージョンはとても良い、とのこと。そういうのって手に入るのかな。

その他、色々な話をした。米軍の現役士官と話すのは初めてだったのでとても面白かった。自分の仕事と全く関係のない分野の人と話をするのはいいな。

米国陸軍リーダーシップの本質を伝える本書の要点を二つ挙げるとすれば、「すべての階層にリーダーを要する」ということ、そして、階層に応じて求められる機能と行動に相違はあるにせよ、「組織を貫き基盤となる価値観は同じ」となるだろう。