柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

ローマ初日


昨日はローマ入りしたのが夕方だったので、今日が実際のローマ初日。朝から皆でバチカン市国へと行く。ローマとバチカンの国境線は幅50cmくらいの石が埋め込まれているのみで一歩で国境をまたげる。日本みたいに四方を海で囲まれた場所で暮らして来た僕にはとても不思議な感覚だ。バチカンを守るスイスの傭兵を見て、サン・ピエトロ大聖堂内部を見学。ミケランジェロのピエタを初めて見てなんだかちょっと嬉しくなった。ってその理由はギャラリーフェイクだったりするんだけど。バチカン内部はものすごく荘厳。ドーム状の屋根から降り注ぐ光がこれまた良い。教皇もしくは枢機卿あたりが腰掛けるのかなと思わせる椅子は絢爛豪華だ。世俗を超えた場所に、世俗を超えた富と権力が集まっていた訳だ。


この後またみんな揃ってコロッセオへ。中には入らず外からコロッセオを見学し、そのままフォロ・ロマーノへ。今から2000年近い昔にこれだけの建造物を建て、栄華を誇っていたというのは凄い話だ。
それから再びローマと言えばここ、トレヴィの泉へ。腰掛けて後ろ向きにコインを投げ入れると再びローマに来る事が出来るんだって。彼女と二人、しっかり投げ入れといた。ローマ三越で解散後、自由行動。再びコロッセオに取って返し、今度はコロッセオを中から見学。ここで猛獣と奴隷の剣闘なんかが行われていた訳だ。享楽的というか退廃的というか。贅沢に慣れきったローマ市民に娯楽を提供するためにこんなことやってたんだなー。父の世界史の本で読んだ事が目の前に広がっていて、感慨深い。塩野七生さんの『ローマ人の物語』を読んでからくればもっと良かった。
夕方にはお買い物。彼女の弟へのお土産物なんかを買った後、結婚記念と新婚旅行の記念を兼ねて、二人で時計を購入。彼女にはカルティエのロードスター、僕にはIWCのMark XV。清水から飛び降りたけど、これから長い人生を二人で一緒に時間を重ねていく記念にしたい*1。その分夕飯は質素にローマっ子御用達というライスコロッケで安く済ます。中の具はとってもバラエティがあって、なかなか美味しかった。

*1:さすがにペアウォッチは照れたのでなし