柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

倉敷・鞆の浦

お盆を利用して車での初帰省。今回は途中倉敷によって、鞆の浦に一泊、宮島を経て山口へという小旅行を兼ねた帰省。倉敷の美観地区はこじんまりと綺麗でなかなか良かった。大原美術館にも行ってみたんだけど、残念ながらマティスゴーギャン、モネといった一部の有名どころが東京に貸し出し中だった。それでも、予想以上にすごかった。入館してすぐのところにある児島虎次郎の絵がとても素敵。初めて聞く名前の画家だと思ったら、この美術館の所蔵品の収集に当たった人なんだって。「奈良公園」っていう大作も、光の感じがとてもいい。そして何より、棟方志功の版画にやられた。版画に特に興味があった訳でもないし、ましてや仏教に興味があるわけでもないんだけど、「釈迦十大弟子」という作品に圧倒された。魂を奪われたというのはこの事なのか、しばらく口を開けて見入ってしまった。
この後また高速に乗って鞆の浦へ。わずか数日前に車で帰ろうと決めて、ネットで空きのホテルを見つけたのがたまたまここだったんだけど、こんな事でもないと一生くる事無かっただろうな、という感じ。一人一泊8000円というお値打ち価格に見合った部屋のボロさはまあともかく、野菜中心の自然食は、ある意味ウェスティンのビュッフェとは違った軸で大満足。鞆の海はこれぞ瀬戸内という感じ。凪いでいてとても静かで良かったです。