柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

熊野旅行

週末を利用して会社の人たちと7人で伊勢・熊野旅行へ行って来た。人生初の伊勢参り、熊野へは3年前に大学時代の仲間とツーリングに行って以来だけど、前回は熊野古道へはいけなかったので今回は是非。

朝9時半に神戸をクルマ2台で出発。5号湾岸線をひた走り、環状線から名阪国道に乗って紀伊半島を東へ縦断。アップダウンが激しくてなかなか大変だけど、前回非力なバイクで走ったときの事を思うと全然楽。車中では去年転職してきたKさんと、日本企業での財務部の話に花を咲かせる。そのままほとんど休憩も取らずに昼過ぎぐらいには伊勢神宮へ到着。意外と近い。
伊勢神宮では外宮、内宮どちらもお参りした。神様の中の神様、天照大神を祀っているだけあるのかとにかく気品がある。人は大勢いるのに、なぜかざわついているというよりも一種の静謐ささえ感じられる。伊勢神宮では20年おきに遷宮といって全て取り壊して隣の敷地に新しい建物を建て直すらしい。普通に考えるともったいないだけだけど、それもまた一種の神事だと考えると、さもありなんってかんじ。昔の人たちが伊勢参りに情熱を燃やしたのもなんか理解できる。言葉がふさわしいか微妙だけど、聖地なんだろうな。

このあと、伊勢うどんと赤福本店で赤福を美味しく頂き*1、一路本州最南端は串本にあるクエ料理の店『阿蘇』へ。高速道路は通ってないので4ー5時間近く延々下道を走る。
で、夜もとっぷり暮れた頃にようやくお店に到着。今回のメインテーマであるクエ!クエというのは幻の魚とも言われているらしく、めったにとれないそうだ。今回のは30kgの大物。一年で1kg成長するらしいのでなんとほぼ同い年。心の中で手をあわせつつ*2、鍋にお寿司にと舌鼓。鍋の方は白身魚とは思えないジューシーさ。普通白身魚って鍋とかに入れるとパサパサした食感になって身が崩れやすくなるけど、クエはあくまでプリプリと引き締まっているし脂がのっている。どんどん箸が進む。お寿司の方もこれまた絶品。魚自体がとっても甘い。最後はクエ鍋でとれた出したっぷりの雑炊。うーん、たまらん。

で、たっぷりと堪能した後、暗闇の中を那智勝浦の宿へとって返す。和歌山は広い。メルカトル図法で南にあるからか*3、北の神戸あたりを走るより地図の感じより距離がありそうだ。一時間もかかってしまった。
夜はみんなで大貧民大富豪大会。慶応ボーイが二人と多数派だったので、慶応ルールなるものにしたがって夜中じゅう楽しんだ。*4

*1:駅で買える赤福より遥かに柔らかくておいしい。店の回転率もとてもいいし、そうとう儲かってそうだ

*2:嘘だ

*3:んなわけない

*4:革命はともかく、8切りとかスペード3でジョーカー切れるとか、うちの田舎にはそんな洗練されたルールはなかった