転職1日目を終えたKから電話。外資系メーカーと日本を代表するような金融機関とのそれぞれの文化の違いや強み・弱み、今日一日で彼がやってしまったハプニング、面白い話などなど楽しく話をした。もちろん一日で見える領域なんてたかが知れているのかもしれないけど、その中で一つ聞いてほっとする事があった。その会社の社是・核となる理念で、『株主を重視するという事と同じくらい、社会的に正しい事をすることを重視する』という考えかた。『お金が儲かればなんでもあり。世の中はブラックかグレーだけだ』というような会社も少なくはないし、特に(外資系の*1)金融機関とかって法律の隙間を縫うようなアグレッシブなスキームで儲ける事も多いらしいから、この会社がこういう理念を本当に重視しているんなら素敵だなと思う。青臭いかもしれないけど、稼げればなんでもありとはやっぱり思えないもん。
こないだ東京出張の帰りに『ガイアの夜明け闘う100人』を読んだんだけど*2、その中で為替で稼ぐヘッジファンドのヒトが「俺たちのビジネスとしては、戦争は始まってほしい。世界中が混乱する方がいい。為替相場が激しく動くから儲けも増える」と言っていた*3。価値観は人それぞれだけど、僕の価値観にはやっぱり合わないや。
ガイアの夜明け 闘う100人(書き下ろし) (日経ビジネス人文庫)
- 作者: テレビ東京報道局
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/04/29
- メディア: 文庫
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