柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

装いも新たに

秋ですね。汗をあまりかかなくなって、レザーの風合いが良い季節。久しぶりにレザーベルトの時計をつけようと思ったのだけれども、結婚祝いに買ってから12年と干支を一回りした時計のベルトはやはり結構傷んでいる。夏には使わないようにしていたけれど、さすがに仕方ないのかな?

これまで替ベルトを買ったことがないしどうしたものかと考えた挙句、とりあえずお手軽なカーフの替ベルトで色合いを試してみることにした。買ってみたのはモレラートというメーカーのBOLLEというもの。色はダークブルーにしてみたところ、ずいぶんと雰囲気が変わった。純正の茶色だと温かみを感じる雰囲気だったのが、ダークブルーだと一気にシャープになるね。装いも新たにシャキッと生き返った感じ。BOLLEは5400円ほど。時計を買うことに比べればかなり経済的だね。
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20歳の祝いに贈られたスピードマスターも、三十代の10年は30歳記念に妻からもらった同じくステンレスブレスの時計ばかりつかっていたのでほとんど使わなかった。それから20年。ふといろいろな時計の箱を開けてみたら、妻の時計の予備のアリゲーターの明るい茶色のベルトが出てきた。細かい作業が好きなので、こういうのがあると居ても立っても居られない。早速スピードマスターにつけてみた。幅が20mmでぴったり。このベルトは僕には短いので僕は使えないけれど、アリゲーターはまた雰囲気があっていいね。型押しのカーフとはやっぱり違うや。

使ってこその道具ともいうし、いろいろな色と組み合わせてまた日の目をみるのもわるくない。40歳になって、新たな記念の時計を買うのではなく、これまでの時計を装いも新たに使ってみようかと思う。

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インターネット回線不調につき調査中

ここしばらく、家でインターネットを繋ぐのが億劫だ。これまで住んでいた韓国はハイスピードのネットワーク環境が揃っていた国だったのでとても快適だった。でも、それ以前の中国やフィリピンではその遅さに悩まされることしきり。スピードは早いに越したことがないし、早さに慣れきった体にはほんの少しのレイテンシーですらイライラの原因になる。

そんなこんなで日本に帰ってきてから申し込んだのは、NTT東日本フレッツ光ネクストマンションギガラインタイプ。通信速度最大1Gbpsが売り。もちろん1Gbpsが技術規格的な数字であって、実際に約束されている数字でないのは知っていた。ところがどっこいこれがめちゃくちゃ遅い。500kbの画像一枚で体感一秒。複数の画像があるようなYahooニュースなら表示まで体感数秒。ちょっとしたムービーがあるようなウェブサイトだと、見れるようになるまで一分じゃきかない。20年近く前のダイヤルアップ時代が懐かしい、なんて懐古趣味に浸るには体がハイスピードインターネットに慣れすぎている。


いまは「スピードテスト」とググるだけでGoogleによるスピードテストができるので早速やってみた。その結果。

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下り2Mbps、上り112Mbps。これは実は数回やって出た最大値で、下りが1Mbpsを切ることもざらである。いくらベストエフォート型といっても、商品名の『ギガ』に対して1000分の1のスピードというのはさすがにひどい。2008年にフィリピンでひいていたケーブルテレビのインターネット回線を測定した時にだいたい1-1.5Mbpsだったのだけれども、2017年の日本でそんな数字を見るとは思わなかった。*1というわけでNTTとプロバイダのカスタマーセンターに連絡した。

結論から言うと、どうやらFLETSの回線ではなくプロバイダ側に問題があるようだ。NTT東日本に電話したところ、プロバイダを経由せずに家の端末まできている速度を測定できた。指示に従ってルーターの設定を変更し、改めて速度測定すると下りで67Mbpsほどである。このスピードにしたって『ギガ』という触れ込みに比べれば7%も出ていないわけだけれども、それでもまだ1Mbpsという超低速に比べればましだ。さっそく以上の状況をプロバイダのカスタマーセンターに伝えたところ、これから調査の結果が出るまで3営業日とのこと。考えられる理由としてはiOSのダウンロードが一斉に始まったことによる地域全体のトラフィックの増大だとかいろいろ可能性があるらしい。さてはて、どうなることやら。

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9年前の日記をみつけた。
kakinotane177.hatenablog.com

*1:ただ、ダイヤルアップ時代は56kbpsとかだったから、そこから比べれば相当早い。ダイヤルアップが懐かしいなんてのは完全に勘違いで、いまのインターネット上を飛び交う情報量は20年前からしたら考えられないレベルの量なんだろうな。技術の進歩ってすごい。

ピエール・マルコリーニ

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月曜日。仕事帰りにぶらりと立ち寄ったピエール・マルコリーニでチョコレートを購入。この小さなチョコレートがとても美味しい。試しにマーブルチョコと食べ比べ。マーブルチョコにも別の良さはあるけれど。こんなふうに、会社帰りにちょっと素敵なものを買える生活。久しぶりだ。

朗読者

木曜日。ベルンハルト・シュリンクの『朗読者』を読み終えた。これまで積ん読だった本をかたっぱしから読んでどんどん断捨離していこうと思っていたのだけれど、思いがけず再読しようという本にいきなりぶつかった。

奥付けを見ると買ったのはもう15年以上前。前半の少しセンセーショナルな内容に、当時のぼくは途中で読むのを止めたままだった。15年経って自分もそれ相応の年になり、そのセンセーショナルな部分をすんなりと受け入れて第一部を読み終え、その先の第二部は重くのしかかってくる内容。夢中でページをめくり、一気に読んでしまった。

名著『夜と霧』は収容所に収容された側の心理学者による、重くしかし素晴らしい本。『朗読者』はその向こう側、ナチスの収容所に看守として加担してしまった人と、その人を愛してしまった主人公の物語。『向こう側』にいた人もまた一人の人間であり、モンスターでもなんでもないのだね。その事実があったからといって戦争犯罪が減免されるわけれではないけれど。それでもやはりあちらとこちらは地続きなのだと思う。自分を一方の場において他方を断罪するのは簡単だけれども、ハンナが裁判長に聞いた『あなただったら、どうしましたか?』という問いはとても重い。そしてそういう人のそういう側面を知ってしまった主人公の葛藤。自分だったらどうする?やはり答えはすぐにはでない。

朗読者 (新潮文庫)

朗読者 (新潮文庫)

勇者休業のお知らせ

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新居に家電製品を揃えるためにヨドバシカメラを訪れるたびに、いやでも耳に入ってくる例のファンファーレ。なんとか無視を決め込んでいたのだ。けれども、8月末にとあるダイヤモンドオンラインのとある記事を読み、中年勇者としての責務に目覚めた僕はいてもたってもいられなくなってその翌日PS4 Proを購入。子供たちが寝静まった夜にコツコツと冒険を積み重ね、はぐれメタルを狩り、到達したレベルは37。しかしなんだか疲れている。世界を救う重圧には休養も必要であろう。思い切って昨日の夜冒険を中断してみたところ、なんともすっきりとした気分。

読みたい小説を読み、聴きたい音楽を聴き、夫婦で週末旅行の計画を立て、子供の話をし、そしてオフィスでも元気いっぱい。勇者としての責務などというものは存在しなかったんだ。というわけで没我の境地から現実に戻った僕は今日も冒険には出ず、週末のみのパートタイム勇者となることにした。おや、現実世界にはとてもきれいな花が咲いている。もう秋ですね。


diamond.jp

『忍びの国』

和田竜さんの『忍びの国』を読了。主人公であろう伊賀の国の面々になかなか感情移入しずらく、むしろその伊賀を侵略する面々に対して感情移入しやすいという面白い設定。最後はそうか、そうくるかという感じ。

自分は普段意識せずとも博愛主義とか現代的な価値観に基づいて判断している。武士は食わねど高楊枝という価値観もあれば、生きるため金のためならなんだってするという価値観だってある。ついつい自分のものの見方に固執してしまうけど、どれがよくてどれが悪いなんてわけではないのだろう。

なんて難しいことは考えず楽しく一気に読み終わった。

忍びの国 (新潮文庫)

忍びの国 (新潮文庫)

中華街の賑わい

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日曜日。家族で元町中華街をぶらり。たくさんの人で賑わっていた。媽祖廟に少し足を踏み入れて、写真を一枚。懐かしいな、こういう光景。中国で暮らしていたのはつい昨日のことのようだけれども、もうずいぶん前のことになる。そういえばふと気付いたけれど、過去10年を振り返ってみるとぼくが住んでいた街やその近くにはどこにでも中華街があったな。なんだかそういう縁なのか、それとも海を越えていろいろなところに根付き、それでもルーツを忘れない華僑のパワフルさということなのか。

媽祖廟のそばのお店で五目そばと炒飯セットを食べた。4年間中国、食在広州の街で毎日のように食べ続けてかなり舌が肥えたと思うけれども、なかなか美味しいや。帰りに聘珍楼で肉まんを少し買ってみた。いろいろな店を開拓したい。