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柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

騒音に悩む

ふと気付いて去年の日記を見てみたら、初めてフィリピンの土を踏んでから一年がすでに経っていた。昨年の7月12日から一週間ばかり、色々回って家探しをしていたのだ。本当に光陰矢の如しである。色んな事はあったけど、楽しい一年だったな。
その一年目を迎えて、ここしばらく真剣に悩んでいたことがある。それは引っ越しするかどうかという事。最初に家を選ぶ時に最終の判断材料になったのは騒音環境だった。その結果、工事中のビルが周りにたくさんあってうるさいフォートボニファシオ地区のコンドミニアムはやめて、ロックウェルのこのコンドミニアムにしたのだ。しばらく前からたまに工事の騒音が家にいても聞こえていたんだけれど、どっか遠くで道路工事でもしているんだろうなと高をくくっていた。ところがつい一月ぐらい前から、部屋に入ってくる騒音の大きさと頻度がかなりあがってきた。なぜだろうと思って普段開けないカーテンを開けて外を見てみたら、真下にあったはずの大きな建物が解体中ではないか。クレーンが建物の壁を引き倒し、コンクリを削岩機でガリガリと壊している。
これが本当に酷い。この国には騒音公害などというコンセプトはないのか。朝7時には工事がはじまるのでその騒音と振動で目が覚める。おとといなんて朝6時に工事がはじまった。昼間は共働きだから特に問題はないのだけれども、夜、家に帰って来ても工事は続いている。どうやら二交代制か三交代制でやっているらしく、時には深夜一時二時を回っても建物を解体する音が窓を閉めていても入ってくるのだ。安眠なんて遠いむかしの話。さらに土日もおかまい無し。休日せっかく家でのんびりしているのに窓ガラスがびりびり震えつづけ、心休まる暇が全くない。下手すりゃノイローゼになる日も近い。いちおうさすがに朝の6時から夜3時までなんて最低限の生活さえもできないからせめてもうちょっとまともな時間だけにするよう交渉してくれとコンドミニアムのプロパティオフィスに頼んだのだけれども、大して期待できないだろうな。この国でも普通は重機の使用は近隣住民の合意のもと普通は9時ー18時というふうに制限をするらしいのだけれども、すでに1ヶ月これが続いてるんだから。
これが夜9時の我が家から見下ろした工事現場。凄まじい。これはベランダからなんだけれども、窓を閉じていたってここまで外がうるさいと部屋の中でも騒音はかなりのレベル。

今は解体中なのだけれども、さらに問題はこの後だ。ここまで急いで解体工事をすすめるのだから、この次に建築計画がないという事は考えにくいだろう。住んでいるコンドミニアムのProperty Officeに尋ねたところまだこの敷地を巡る契約は締結されていないとのこと。ただロックウェルランドとしてもぜひ買い取りたいと思っているそうな。仮にここで高層ビル建設がはじまるとしたらこれからの騒音はどうなるのだろう。ぼくは建築に関しては全く素人だから良く分からないのだけれども、基礎杭を打ち込む音なんて酷そうだ。高層ビル建築の方が解体工事よりもはるかに静かだという事は考えにくい気がする。フィリピンのビル建築は通常2-3年以上かかるらしいし、今工事がはじまったらフィリピンにいるあいだずっとこの騒音に悩まされるって事だ。そう思うとうんざりする。
少なくとも一年弱静かで平穏な生活を送れた事をまずは感謝するべきだろう。でももう限界だ。午後休みをとってふたりで同じ敷地内の物件を何件か回ってみて、いくつかの比較的静かな物件を見つけた。久々静かな部屋に入った瞬間涙が出そうだった。家ってこういうもんだよな。もう心は固まった。