柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

アメーバ赤痢にかかった

朝起きたらお腹の調子がちょっとだけ良くなってた。でもまだ本調子にはほど遠いので念のために病院に行く事にした。昼までペニンシュラでコンファレンスの後、オフィスに帰る前に日本人会のクリニックへ。ひさしぶりの検便に31歳にもなって少し照れるも、なんとか事を成し遂げて診察結果をまつ。先生に呼ばれて、診察室の椅子に腰掛けようとしたら何事もなかったような感じで、『あー、アメーバでましたね。アメーバ赤痢です』とのこと。ぼくもなんだかそのテンポにつれられて『あ、そうですか、赤痢ですか』なんて返事してしまったのだけれども、血圧を測ったり説明を聞いているうちに自分の耳が信じられなくって聞き直してしまった。
『え、今赤痢っておっしゃいました?』
『ええ、そうですよ。』
がーん。まさか自分が赤痢になるなんて思ってもいなかったよ。日本にいた時は自分とは縁もゆかりもないだろうと思っていた5類感染症、アメーバ赤痢ですか。まあインフルエンザだって5類感染症なんだからそこまでびびることもないのだけれども、なんかちょっとショック。昔広島の小早川選手が赤痢になったという遠い記憶がよみがえる。こないだ自分が東西を間違えた事で小早川秀秋に難癖を付けた呪いであろうか。
とはいえここフィリピンではそんなに珍しい病気ではないらしく、普段でも週一人くらいはクリニックに赤痢で訪れる患者さんがいるんだって。それがここ一、二週間一気に増えているとの事。だれかがアメーバまき散らしてるんじゃないですかねえ、だってさ。いったい感染経路はどこであろうか。この病気には赤痢アメーバの嚢子に汚染された飲食物を経口摂取することで感染するとの事なのだけれど、水にも食べ物にも結構気を使ってたのだけれどなあ。やっぱり日曜日のサラダだろうか、それとも最近お店でボトル入りの水ではなく普通に出てくる水を飲んでたのがダメだったか。ま、しょうがないね。抗生物質を処方してもらってとりあえず飲む。3−4日はまだ治るまでかかるみたい。しばらくの間は、

  • 冷たい飲み物を飲まない
  • フルーツ、生野菜など生物は避ける
  • アイスクリームもだめ

普段の生活では

  • 手洗いは必須
  • タオル等も家族で共有しない
  • 水も必ずボトル入りのものを

などなどの注意点があるとの事なのだけれども、自分がまじめに手洗いしてたって手洗いしてない感染者がそこらへんベタベタ触ってたら防ぐの難しくないかね。まあ人にこれ以上うつさないようきっちり手洗いはしなければ。
はあ。明日から3日間、マンゴーシェイクがマニラより断然美味しいというセブに遊びに行くのだけれども、マンゴーシェイクは諦めざるを得ないね。