柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

以前一緒のグループで働いたHさんの送別会。結婚を機に京都に引っ越されるので。残念だけど今日が最終出社日。彼女はちょうど2年前にあるシステム導入をした時にオペレーターとして僕の下に来てもらったんだ。システム導入チーム主導による一ヶ月のテスト期間中二人で講義室の最前列に座り、彼女にはうちの管理会計の仕組みを一から学んでもらったことを思い出す。ついには僕の知らないところまでそのシステムを使いこなすようにまでになってくださった。その後、そのシステム運用を各事業部ではなくセントラルに行う事になってそのためのチームが立ち上がった時も、引き続きエキスパートとして他の派遣社員の方や若手のマネージャをひっぱって朝早くから真夜中遅くまで頑張ってくださってた。すごく細かい数字が多くて煩雑、システムも不安定だったし、ワークプロセスさえ確立していない手探りの状況での仕事だったから本当にストレスフルだっただろうけど、それでもいつも笑顔で落ち着いていて、すごい人だ。縁の下の力持ち、とは彼女みたいな人の事をいうんだろうな。
最後にこのチームのリーダーとして8人を率いて来た大からのメッセージ。このとき彼が言葉を詰まらせて目に涙まで浮かべていたのがぐっときた。これまでの困難・苦労を思い出していたのかもしれないし、その中でどれだけ彼女に助けられたかということを思い出していたのかもしれないし。実際のところはわからないけれど、チームメンバーを送る時にこうして涙を流せる関係というのは素直にすごいな、と思う。これから先20年、30年経って、きっと今やっている仕事の細かいところなんて忘れていくんだろうけれど、こうして出会った人々の事はきっと忘れないだろうなと思う。そうしてこれからの仕事を通じても、こういう信頼関係を築いてチームで全力で困難に立ち向かっていきたいなって思った。