柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

半落ち

Thanks God It's Friday! ということで仕事もさっさと切り上げて家に8時過ぎには帰ってきた。時間もあるし明日は休み、夕食を二人で食べながらずいぶん前に録画しておいた半落ちを見た。
たまたま舞台が高崎だったので、何度も懐かしい風景が画面に映ってストーリーとは関係ないところでなんだかいろいろな記憶が刺激された。並榎町という住宅街の、路地を入ったところにある2階建てのアパートの一室に住んでた。アパートの住人はなんだか朗らかな人が多くって、過ごしやすい場所だったな。あ、でも右隣の人は謎だったっけ。思い出せないや。
ゴミの日には町内会のおじさん三人組がゴミ出しルールを守らせるために集積所に立ってたりしてさ。あんな光景、いまは全く見ないね。町内会が存在して、ドラえもんとかにでてくる雷親父が住んでそうなのどかな町だ。高崎の駅から新幹線に乗って何度も東京に行ったし、東京からも彼女が会いにきてくれた。夜遅くまでやってるベルクというスーパーの前の駐車場で大げんかしたっけ。通っていた散髪屋の美容師さんは元気かな。ぼくはあまり美容師さんと話さない方だけど、彼とは妙にウマが合ってよくしゃべった。転勤しちゃうんだと言ったときに、自分のお客さんが次々に転勤していってしまうって言ってたのがなぜか頭の中に残ってる。
高崎を去ってからもうすぐ5年が経とうとしてるんだなあ。過去にとらわれるのも嫌だけど、でも記憶を失っていくって寂しいことだね。もしもぼくたち二人のどちらかがアルツハイマーで記憶と魂を失っていくことになったらどうしたらいいんだろう。殺してって言われたらどうするんだろう。なんだか涙が出た。

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