柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

夏のかおり

今日は朝のんびり起きて海辺まで足を運んでみたんだけれどもあまりの暑さにくらくらした。海岸には昨日の夜のうちに寄せて来た海藻を掃き集めているおじさんがいた。にこやかにGood morningと言ってくれたけれどこれまた大変な仕事だなあ。集めても集めても寄せてくる海藻とひたすら向き合ってなきゃいけないのだから。でも彼のおかげでこのビーチは白く美しさを保っていられるのだ。暑い日差しの中、草刈りや芝刈りをしている人たちもいる。散水機がくるくるとまわり、刈られた草からかむっとした草いきれが。草のにおいっていいにおいだ。マニラに来る前に行って来た田舎のおばあちゃんちのにおいを思い出した。

ホテルの部屋に帰ってお昼のチェックアウトまでのんびり。二泊三日のセブ・マクタン島旅行はあっという間だったけれどもとても良い気分転換になった。マニラに次ぐ都会で結構ごみごみしていると聞いたのでセブ市街には全く足を伸ばさず、リゾート内とシュノーケリングスポットにとどめておいたのだけれども、二泊三日ならこのぐらいのスケジュールが忙しすぎずいい感じだ。正直セブがこんなに良いところだとは思っても見なかった。空気がきれいでご飯がおいしく、そして言うまでもなく海も最高。そしてもう一つ、ここはまた普段と違う異邦人感覚をある意味味わえるのだ。普段の生活は英語だし、いままで何度か行ったワイキキだったらばまわりには日本語があふれているところだけれど、ここでは韓国語。それがなんだか自分の中の異文化感覚を調整してくれる感じ。まあそんな事はともかく、またぜひ来たいと思える素敵な二泊三日であった。

チェックアウト後飛行機出発まではセブ国際空港でマッサージを。ここのマッサージは背中の凝りを丁寧にこりこりほぐしてくれてとても上手だった。フィリピンに来て一番上手いのではなかろうか。CHI SPA的ゴージャスな癒しはここではもちろんありえないのだけれども、これで一時間で500ペソなんだからこれはお買い得である。冷やかしに覗いてみたお土産屋に誰もいないからどうしたのかと思ったら、お姉さんが机につっぷして居眠りしてた。昼過ぎだからか、暑いからか。どちらにせよこの国らしいリズムで最後まで和む。3時前の飛行機に乗ってマニラへ。マニラはやはり喧噪の大都会だった。
夕方日本から弟家族がスカイプをしてきてくれて、元気な甥っ子たちの姿を見れてまたさらに元気が出た。さあまたがんばろう。