柿の種中毒治療日記

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頭痛の一日

あまりの頭の痛みに6時半に目が覚めた。僕は母親譲りの偏頭痛持ちでもあるんだけれど、普段は夕方から始まるからこんな時間になんて珍しい。頭の左側が脈拍にあわせてずきんずきんと痛む。空腹だけどバファリンを飲んで再び寝た。昼を過ぎてもぜんぜん良くならない。昼ごはんを食べてもう一度バファリンを飲んで横になっていたんだけど頭痛が全体に広がって吐き気までしてきた。相変わらず唇も疼くし寝るに寝られん。苦行だ。
こういうときは思考までネガティブになる。唇を疼かせるウイルスだか細菌だかが脳内に入って脳みそが腫れてたら嫌だなあ・怖いなあ、とか。少しだけ頭痛が治まったのでちょっとだけ読んでいた町田康の『へらへらぼっちゃん』も錯乱する頭に追い討ちをかける。
とまあ家の中でどうしようもない閉塞感に苛まれていたところ、外から帰ってきた彼女に病院にいくよう勧められた。うん、まあそりゃそうだ。痛む頭を小脇に抱えてそろそろと歩くぐらいの気持ちで病院まで。かかりつけの先生に診てもらって、偏頭痛ですねと診断された。脳に障害があったら意識混濁を起こして立ったり歩いたりとかできないんだって。ついでに唇の症状もみてもらったら、ヘルペスとかではなくアレルギーとのことだった。疲れているときには普段アレルギー症状が出ないものに対して反応が起こることがあるそうな。
ロキソニンガスターとアレルギーを抑えるアレジオンという薬をもらって帰宅。夕食後この薬を飲んだらあら不思議。頭痛もかなり楽になり、吐き気もなくなった。なにより唇の痛痒さも楽になった。信頼できる医者がいるのはいいことだ。なにより脳みそ腫れてたらどうしようという妄想から開放されて頭がすっきりしたのかもしれない。
夜母親から電話があってちょっと話をしたら、弟も今日は風邪でひどい頭痛だったらしい。別に僕らは双子でもないけど、なんかちょっとした偶然。