柿の種中毒治療日記

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失敗に学ぶ

三連休明けの月曜日。日本の顧客が休みなぶん、仕事は少し楽である。先週判明した問題の原因を分析して、対処策をレポート。この仕事はオペレーションの仕事だから、『失敗学』を応用できるところが多々あって面白い。ただどうやらこういうコンセプトはあまり一般的ではないらしい。エッセンスをチームの皆に伝えていきたいけれど、逐一英語に訳していくのも大変だ。失敗から学ぶというこのコンセプトを書いた本、英訳があれば良いのにな。『KAIZEN』だとか『5S』につながる日本発信のコンセプトになりうると思うのだけれど。
個々のプロセスの改善はともかくとして、組織内のオープンで透明なコミュニケーションの重要性がまだ理解されていないことが根本的なチャレンジである。それがタイムリーな問題解決を難しくしている。問題が上に上がらない組織というのは上に問題がある。だからこれはぼくの至らないところ。初めて組織を率いるようになってもう9ヶ月。自分の中でも組織運営に対する価値観が次第に形になってきた。暫定版で良いからリストアップしてチームの皆にシェアするところから始めよう。

失敗学のすすめ (講談社文庫)

失敗学のすすめ (講談社文庫)