朝から晩まで文字通り会議漬け。月曜日から遅くまで働いてくたびれた。家に帰ってつけたテレビではポアンカレ予想に挑む数学者たちの番組『100年の難問はなぜ解けたのか 〜天才数学者 失踪の謎〜』をやっていた。わくわくどきどき、面白い。中学生の時にああなりたいなって憧れを抱きながら読んでいた数学者列伝中の天才たちにまた再びであった感じだ。天才と呼ばれる人たちの尋常ならざる才能・努力すべてが輝いて見える。
そのあとの名曲アルバムで流れて来たのはシベリウスのフィンランディア。これまた中学生・高校生の時分に飽きる事なく何度も聞いた曲だったからますますそのころの色々な気持ちがよみがえって来た。天才たちの偉業に比べると自分が今やってる仕事ははるかに色あせて見えるけど、天才でもなく30歳もとうに超えたぼくは今いるところで努力を重ねるのみ。自分探しとか言ってる歳じゃないしね。帝政ロシアの圧政からの解放を願う力強いフィンランディアのメロディーはなんだか勇気を鼓舞してくれる。ちょっとばかりファナティックな気持ちになってこの曲を聴いてた中学生時代とは少し違う聞き方ができるようになって来たみたい。
- アーティスト: ボストン交響楽団,シベリウス,デイヴィス(サー・コリン)
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2005/06/22
- メディア: CD
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