柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

安全管理・隠蔽体質

今日は木曜日。夕方7時までカラーコーディングで車が動かせないのだけれど、どうしても頭痛がひどいのでmangoくんのドライバーに来てもらって6時過ぎに帰宅。帰りに彼から怖い話を聞いた。ぼくたちは高級コンドミニアムの集まったロックウェルに住んでいるのだけれども、その中で新しいコンドミニアムが建設中である。今日の昼間にそこの屋上から建設用クレーンが落下するという事故が起きたんだそうだ。少し離れた場所にあるドライバールームで待機していた彼は、スゴい轟音が聞こえて爆弾でも爆発したかと思ったそうな。救急車も集まって大騒ぎだったらしい。きっと巻き込まれて怪我をしたり、ひょっとしたら死者も出たのかもしれない。
なぜ『ひょっとしたら』なのかというと、これだけの事件であっても新聞やテレビで取り上げられないのだと言う。だから当事者以外誰にも正確な情報が分からない。なぜ報道されないのか。答えは単純で、これを建設している財閥が関係者に金を渡して隠蔽するからだ。以前にもこの地所の他のコンドミニアム建設中に同じく建設クレーンの倒壊事故があったのだって。その時には道路に駐車中の車を一台押しつぶし、工事関係者ではなくって車の中で待っていた運転手が死亡した。でもやっぱり報道はされなかったとのこと。運転手はネットワークが強く、その中では有名な話なんだって。
施工業者が同じなのかどうかは分からないけれど、それにしたってそんな事が同じ開発区域内で複数回起こるなんていったいどういう安全管理体制がひかれているのだろう。それにもまして、事故を金で隠して解決するなんてことが本当にありえるんだね。隠蔽してそこから学ばないというのであれば最悪だ。日本のマスコミがどこまで真実を伝えているのかは知らないけれど、さすがにこんなバレバレの事まで金で隠せるなんて事はなかろうて。ドライバーの彼も『unbelievableだけどそれが現実だ』と諦めたようなことを言っていた。せめて死者が出ていないことを祈るのみ。