柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

さよなら。

昨日さよならを告げたモノたちの一部。一つ一つになにがしかの思い出がある。
自分の捨てられなさを象徴する大量の空き箱たち。コスタリカでお土産にもらった蝶の標本。大学のときにともだちたくさんと行ったNBA開幕戦チケット。フィリピンでのレシートや保証書のたぐい。ぎっくり腰になって長いこと使ったコルセット。NYのプラダで買ったスニーカーに、彼女とデートしてお台場で買った靴。フィリピンのチームで作ったスウィングトップ。愛用したiPod。実験用の白衣。ウォールストリートでもらった帽子。ホノルルセンチュリーライドのICチップ。大学院の時に出た学会のネームタグ。Kと二人何千キロの車旅行をしたときに、ナイアガラの滝の近くのアウトレットで買った3点1組のサムソナイト。フィリピンのザ・ファームに漂っていたよい匂いのレモングラス精油。64MBしかないコンパクトフラッシュ。初めてCFOにプレゼンしたときに準備した資料。ハワイで買って、ぼろぼろになるまでかぶったラルフのキャップ。旅先で容量の小さいCFカードからiPodに写真を移すのにつかったCFリーダー。学部の頃一番楽しかった有機化学の授業のテキスト。ドバイで買ったビデオカメラについてきた専用ケース。そして長いこと使って最後にはフレームが壊れた999.9の眼鏡。
今の自分とはもはや関係はないけれど、これまでのどこかの時点では大切だったものたち。でも思い切って捨てた。思い出に浸っていても先には進めないものね。さよなら、ありがと。なんだかすっきり。