柿の種中毒治療日記

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女のいない男たち

3回目のワクチンを打って24時間。熱は出ないが左腕の痛みと寒気が続く。健康というのは素晴らしいね。失われて初めてその大切さを痛感するものの一つなのかもしれない。

ベッドの中で、ここ数日読んでいた『女のいない男たち』を読み終えた。ぼくが17年間途切れ途切れに書いてきたこの日記を検索してみたところ、前回読んだのは2014年のこと。出張中の上海だった。もう8年も前のことになるんだな。

8年前は「イエスタデイ」が一番好きだと書いていた。今回はイエスタデイはおそらく2番目に好きで、一番いいなと思ったのは「木野」。寒気と悪寒の体調に少し超自然的なオカルトめいた話がマッチしたのかもしれないし、年をとってものごとへの見方が少し変わったのかもしれない。単に先週見た映画『ドライブ・マイ・カー』の主題になっていて、そこが共鳴しているのかもしれない。

映画のほうは、原作の短編小説三編がとても上手く再構成されていた。原作もとても良いし、原作通りではない映画もとても良いというのは素晴らしいことだ。

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