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柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

中国からの引っ越しでとんだ目にあった

驚きの中国 Relocation

火曜日。2ヶ月近くかかってようやく家財道具が届いたので、昨日は一日かけて引っ越しだった。これがもう散々で、今日は熱を出しかけた。
昨日朝一番にシンガポールのエージェントから電話があったのだ。中国からのぼくの積み荷に問題があったという。韓国側でコンテナを開封したところ中がめちゃくちゃだったそうな。どうやら中国側でコンテナにロックがかかる前にコンテナの中を荒らされたらしい。

これが2か月前に中国で引っ越し業者がうちのなかに積み上げた段ボール。普通の段ボールです。段ボールの天地もちゃんと指定したり、壊れ物にはFragileのタグを貼ったり、日本人の感覚からするとまずまず普通の取り扱い。多分こちらの人の感覚からすると特上サービス。食器類の梱包などもかなり手早くかつ丁寧だった。スタッフもみんなにこやか。
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韓国側の業者はコンテナの開封からの手順を一部始終ビデオに撮っていてそれを見せてくれた。2か月後、こういう形で届いたそうな。ここからは韓国の業者の撮った証拠写真の一部。
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コンテナの中はゴミ収集所かと見間違える散乱具合。箱の天地など全く関係ない。Fragileのタグの着いた箱もまったくもってめちゃくちゃ。タンスなどの大型家具は横倒しにされ傷がついた。自転車は横向きに置かれてその上にたくさんの箱が無造作に置かれている。フレームが歪んでないか心配だ。コンテナの床には一眼レフのレンズのケースや電気製品の外箱がいくつも散らばっていて中身は空っぽ。うちに運び込まれる段ボール箱の多くは原形をとどめないぐらいダメージを受けていた。沢山の箱が切られ、中を物色された形跡あり。
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ざっと確認したところ、ダメージ以外にも盗まれたものがたくさんある。一眼レフカメラの交換レンズが4−5本なくなった。古い一眼レフの本体もなくなって、なぜかクランプラーのストラップだけが手元に届いた。iPadMacbookも見つからない。買ってまだ日の浅いX-E2やiPad miniや、軽いMacbook Airなどのモバイル向けの電化製品などを手持ちで持って来ていたのと、フルサイズ一眼や靴などは空輸便に入れたのでまだ幸いだったけれども、そこに入らず船便になったものはとんだ災難。それと引き換えにという訳でもあるまいけれど、飲みかけのペットボトルやゴミが散乱し、全く覚えのない綿棒が床中にぶちまけられていたそうな。なお業者が持って来てくれたペットボトルのラベルは中国語であった。さらに、床にばらまかれていた分だけではなく、身に覚えのない二つの箱を開封してみたところ、中身はやはり綿棒がぎっしり詰まっていた。なぜ綿棒?
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中国の運送業者の問題なのか、保税区域で税関職員(もしくはその手引きをうけたもの)にやられたのかはまだ定かではない。エージェントによると、保税区域でやられた可能性が高い由。保税区域には運送業者は入れず、ロックは保税区域内で税関検査後にかけられるのだそうだ。ただそれもいまのところ真偽不明。韓国側運送業者のおじさん曰く、彼の28年のキャリアのなかでこんなにひどいのは初めてだそうだ。これまで日本国内で何度も引っ越しをして来たし、海外引っ越しも3度目だけれど、こんなのは初めてだ。あまりのショックに怒りを通り越して脱力感。

四年間の中国生活、『大変なこともたくさんあったけれど、数多くの気持ちのいい人々とであって良い思い出となった』なんて思っていたけれど最後の最後にとんだ仕打ちである。これが中国で出会った多くの人々との信頼や思い出を傷つける訳ではないけれど、やりばがない怒り。まずはどこまで保険がカバーされるのかなどなど色々な手続きをしなくてはならない。

ただ引っ越しをしてつくづく思うのは、ぼくはものを持ちすぎているなということ。MacBookや写真データのバックアップは念のためにポータブルハードディスクに入れて手持ちで持ってきていたので、失われたのは金銭で代替可能なものだし、ある意味強制的な断捨離となったとでも考えよう。これで厄落としができたとポジティブな方向になんとかもっていきたいし、過去のことに引きずられるほうが惨めだ。呪詛の言葉ではなく、笑い飛ばしたい。そのうちこれもまたいいネタになるのだろう。


追記を書きました。