久々の偏頭痛。昼過ぎに芦屋近辺を散歩中に段々痛くなって、家で4時間くらい横になってようやく消えた。頭痛持ちの母親がひどい時には週3日くらい寝込んでたけど、それもわからんでもない。
頭痛が消えたので髪を切りにいく。来週再来週と週末はリクルーティングだから早めの散髪ですっきり。すっきりした頭で昨日借りて来た『さくらん』を見る。大原美術館に蜷川実花さんの作品がおいてあって、そのビビッドな色遣いがすごく鮮烈な印象だったんだけど、この映画もとても美しく鮮やかな色遣い。部屋の中を飾る花がすごく素敵だ。*1そして椎名林檎の歌もこの世界観をぐっと盛り上げる。一時期よく椎名林檎の歌を聴いてたんだけど、いつの間にかそのエネルギーの強さ*2に辟易したのか、ここしばらく全然聞いてなかった。でも久々に聞いた彼女の歌声はさくらんの世界にぴったり。
吉原を舞台に繰り広げられる愛憎、妬み、裏切り、プライド。。。切ない話だ。金で買われて来て、金で身請けされなければ自由になれない遊女。でもその身請けをしてくれる相手が本当に惚れた相手だとは限らないし、身請けされた後だってその男の妾になるだけなら何が本質的に変わったって言えるんだろう。
いろんなシーンが印象的だったけど、映像美だけに留まらず*3良い意味で期待を裏切られた。しかし、菅野美穂の振り返りながらのあの笑みは凄絶だね。
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2007/08/03
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 165回
- この商品を含むブログ (268件) を見る