柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

芦屋桜散歩

昼すぎから桜を見にふたり家を出た。
ちょっと風が肌寒いけれど、桜はもうかなり咲き始めていた。つぼみもせいいっぱいふくらんで、満開までもうすこし。小学校の卒業式の言葉に、「桜のつぼみもせいいっぱいふくらんで」なんて言葉があったよねとふたりで話しながら、上を見上げながら歩く。街なみがなんだか普段よりほのかに明るい。ぼくたちと同じく、桜を見にきたのであろう人たちがたくさんいてちょっとしたにぎわいだ。
芦屋の駅を南にくだったところにある道沿いは桜でいっぱい。オープンカフェでコーヒーを飲みながら桜を見上げている人もいたりして、すっかり春だなあと感じる。ぼくはソメイヨシノ発祥の地、染井通りのすぐそばに住んでいたから、春になると桜にあふれたあの通りのことを思い出す。いつかこの芦屋の桜並木が懐かしくなる日も来るのかなあ。

そのまま電車で岡本に向かい、ちょっとぶらぶらして文房具屋さんでアルバムを買った。それから歯医者に行って、ふたたび芦屋にもどって写真プリント用の紙をたくさん買い込む。しばらく撮りためた写真を家でプリントしたいなと思ってさ。
エノテカでワインを買って、試飲したワインで少し気持ち良くなりながら、ぶらぶらふたたび桜のトンネルをくぐって家路についた。夕日が桜のはなびらに透けて、すてきな色に染まってた。