柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

京都日帰り旅行

おにぎりを持って朝9時過ぎの電車に乗って京都へむかった。京都へは1時間もかからない道のりだ。昨日から彼女のお父さん、お母さんが彦根旅行に来ているので京都駅で待ち合わせなんだ。京都駅の改札を出たところはすっかり雰囲気が変わって、コーヒーの香ばしい香りが漂っていた。
お正月に挨拶に行けなかったので、今年になって初めてのご挨拶。新年を迎えて既に三ヶ月、あけましておめでとうございますにはさすがに遅すぎる。天気予報は午後から雨。まだ雨は降り出していないけれど、今にも降り出しそうな曇り空の中タクシーに乗って清水寺へむかった。
清水寺は人でいっぱい。桜の木々は満開にはまだ遠かったけれど、ちらほらと咲いていて美しい。入り口近くの金剛杖。力試しにと歯を食いしばって挑戦するもぴくりとも動かない。お父さんとふたりで挑むもやっぱりぴくりとももちあがらない。あらららら。そばにある細めの方は持ち上がったけれど、それでもかなりの重さだ。大きい方を持ち上げられる人は相当な力持ちだね。
清水寺は西国三十三カ所のうちの一つ。久しぶりに三十三カ所納経帳の所定の欄に御朱印が増えた。頭痛守なるものを発見したのでついでにこれを求める。頭痛に悩んでいる人は多いんだなあ。

清水寺を後にして、産寧坂を下る。道々のお店をちょっと冷やかしておせんべいや焼き餅をほおばりながら高台寺へ向かった。
高台寺のそばの公園でお弁当を広げて四人でおにぎりにおいなり。朝早くから彼女が準備してくれてたので、お父さんお母さんも大喜びでそれがまた嬉しい。背中のリュックに入れてきた魔法瓶の中の熱いお茶も雨が降り始めて寒くなってきたなか体にしみわたる。

ごはんを食べて訪れた高台寺のしだれ桜は見事に咲いていた。しばし縁側で桜の木に見入る。この桜の木以外にも、鮮やかに咲く椿の花やさわやかな緑の竹林。こじんまりとしているけれど素敵なお寺。拝観料は高いけど。

高台寺からはねねの道を歩き、円山公園を抜けて知恩院へ。初めての知恩院。一昨年の秋に祖父母と京都旅行をしたときにタクシーからこの門だけ見上げて通り過ぎたっけ。知恩院はすべてのスケールが段違いで圧倒された。お線香をあげ、うぐいすばりの廊下を楽しんで、大鐘楼へ。
ここの鐘楼はなんと重さ70トン。行く年来る年でよく中継されているのはここの鐘なんだって。いったいどうやってここまで持ち上げたんだろう。それとも東大寺の大仏方式で、小山を作ってそこの中で鋳造してから土を取り除くとかそういう方法なのかしら。

京都駅から新幹線に乗るお父さんお母さんを見送って、高台寺から知恩院への途中で2客買った竹箸と買っていただいたお漬け物をお土産に各停に乗って芦屋まで。芦屋まではぐっすりふたり寝入ってしまった。来週ぐらいにはもっと見頃になるのかなあ。