2010年最初の読書はカート・ヴォネガット・ジュニアのスローターハウス5。原爆を超える13万人を超える被害者を出したドレスデン空襲を一つの軸に、不連続的に色々な時間を旅する主人公ビリー・ピルグリムの物語。先日バンコクにある紀伊国屋で買って来たのだ。ボラカイの浜辺の椰子の木の下でのんびりと読書。読み始めるととたんにぐいぐいと引き込まれて行った。SFはあまり読まないのでこれまで読む機会がなかったのだけれど、読んで本当に良かった。読む人の死生観・人生観・人間観を問いかける素晴らしい本。今年の読書も良いスタートを切った。
- 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1978/12
- メディア: 文庫
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