柿の種中毒治療日記

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スローターハウス5

2010年最初の読書はカート・ヴォネガット・ジュニアスローターハウス5。原爆を超える13万人を超える被害者を出したドレスデン空襲を一つの軸に、不連続的に色々な時間を旅する主人公ビリー・ピルグリムの物語。先日バンコクにある紀伊国屋で買って来たのだ。ボラカイの浜辺の椰子の木の下でのんびりと読書。読み始めるととたんにぐいぐいと引き込まれて行った。SFはあまり読まないのでこれまで読む機会がなかったのだけれど、読んで本当に良かった。読む人の死生観・人生観・人間観を問いかける素晴らしい本。今年の読書も良いスタートを切った。