今日は一日、店頭を回ったりディストリビューターの話を聞きにいったり。フィールドワークはとても楽しい。お昼は東門近くにある老孫家というレストランで。この店は西安のイスラム料理の名店だという。名物は羊肉泡饃(パオモー)という料理。昨日の夜にしてもそうだったのだけど、シルクロードの起点というのは、こういうふうに文化が混ざり合うということなのだと改めて感じる。
さて、その料理。まず出て来るのは固く焼き締められたナン。これを指で細かく千切っていく。ナンはかなり固いのでなかなか大変。機械で細かくすることもできるらしいけれど、指で千切ったほうが美味しいんだって。断面の形がランダムなほうが舌触りがよいとかそういう理由かな?
十数分かけてちぎり終えると、いったんお皿は下げられる。このときに、羊肉にするか牛肉にするか聞かれるので、今回は迷わず羊に決定。せっかくやってきたんだしね。しばらく他のイスラム中華料理を食べて待つのだけど、これまたいけている。そうこうするうちに、いよいよ羊肉パオモー登場。羊の肉と骨からとられたスープはダシが良くとれていてとても美味。煮込まれたナンがスープをよく吸っていて柔らかい食感も良い。羊肉の臭みもまったくなくってとても美味しく頂きました。
華山へ
夜はバスで二時間弱走って、中国五大名山のひとつとして知られる華山の麓へ。明日はチームビルディングで華山に行くのだけれども、予習をと思ってググってみてクラクラした。標高2000m級の山で絶壁が連なっている。その中でも長空桟道という場所は世界で一番危険な道と言われているらしい。情報の出所はさだかでないけれど、年間120人の死者が出ているなんて話も。危険なところは迂回できるらしいけれど、写真を見るだけで血圧があがるな。