柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

ル・フェドラでフレンチ

明日は2回目の結婚記念日。というわけで一日早く記念にちょっと贅沢をしてフレンチを食べに。Hanakoの神戸特集でなんかいい感じだった北野にあるル・フェドラというお店に行ってみた。
今日は二人ちょっと飲むつもりだったので、電車で三宮まで。暑い中緑がまぶしい北野坂をてくてく登り、お店に12時前に到着。お店の中は20席弱のこじんまりした家庭的な趣。三谷幸喜似のウェイターの方の応対がとっても親切丁寧で嬉しい。
二種類あるランチコースからお肉のコースを選んで、シャンパンで乾杯。シャンペングラスはバカラで目に美しく、腕にはずしりと重い。で、肝心のシャンパンの飲み口はとっても爽やかでさっきまでの暑さを忘れた。
中はしっとりと柔らかく、外はかりかりと香ばしいトーストを食べながらしばらくシャンパンを味わって、いよいよコースがまずはアミューズから。海老と鯖のポワレ 生姜クリームソース。海老の身がプリプリと引き締まって甘く、ソースともとても良く合う。鯖もフレンチになるとこんな味になるんだって感じ。当たり前だけど鯖味噌とはまた全然違う味で美味しい。
そして前菜一皿目はサラダ。イカとタコとトリ貝のサラダ。これはバルサミコの味がちょっときつめで野菜の苦みが気になってまあまあかななんて思ったんだけど、次のお皿に対するバランスは良かったかな。
そして引き続いて前菜二皿目。帆立貝のポワレ アンディーヴ添え。これがもう絶品。焦がしたバターにベーコンと胡麻を加えた濃厚なソースが帆立貝とよく合う。香り高く、さらに口の中に広がるジューシーな貝の味が良かった。
で、メインは鴨料理。ワインとポルト酒のソースが鴨肉とよくあっていて美味しい。彼女の方は子羊の肉だったんだけど、こちらの方もちょっとだけ味見したら美味しかった。でも一品は鱸の料理にしとけば良かったかな。
最後にデザートと珈琲。僕の頼んだフルーツゼリーはかなり酸味が利いてて、いままでのこってり目の料理になれた口をさっぱりすっきり。でもちょっと酸っぱかったかな。彼女の頼んだココナッツのブラマンジュとキャラメルアイスは甘くて美味しい。甘党の僕にはこっちのほうが良かったかも。
さらに事前に結婚記念日であることを伝えていたので一皿サービスでデザートがついてきた。こっちも凄く奇麗な盛りつけでとても美味しい。最後にしっかりとした僕好みの濃いコーヒーで締め。シェフがわざわざお店の前に立って見送ってくれた。
普段あまりフレンチとか食べないので比較対象がないんだけど、味も量もサービスもとってもいい*1。美味しいランチを食べながら、この一年どんな事をしたか、何があったか、どう思ったかなんてことをざっくばらんに話して、いい結婚記念日のランチになった。

*1:美味しいって何度連呼してるんだ。語彙がない