柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

帰省

こないだハワイで買ったホノルルクッキーカンパニーのクッキーを片手に、今日はお盆以来の帰省。祖母の体調が思わしくないのでお見舞いに。それに加えて30歳記念の年に高校卒業以来初めての同窓会に顔を出しに。朝ゆっくり出て、11時頃発の新幹線に乗った。夏には工事中だった新神戸駅も改装が終わってとても奇麗になっていた。お昼は家で用意してくれると嬉しい事を聞いたのだけど、空腹に耐えかねて肉まんと餃子のミニセットを頬張りながら一路新幹線で西に。休日だけど少し遅い時間だからか、新幹線にはわりと空席が目立って快適な旅。
駅にはいつものように親父が迎えに来てくれていた。迎えのクルマに乗って30分のドライブ。神戸は山の手と海の手に分かれているけれど、この街は四方が山に囲まれている。山の間に空がぽっかりと広がって、懐かしい田舎の風景だ。土曜日の授業が終わったのか、家路に着く昔懐かしの制服姿の学生を片目に見ながら家へと向かった。
玄関に入ってみると雰囲気がまたちょっと変わってさらに明るくなっていた。砂壁からの埃が祖母の体にこたえるらしく、壁が白とベージュの漆喰にすべて塗りかえられていて、つるつるとした肌触りが気持ちいい。板張りの広い廊下に面した一階の和室にばあちゃんが横になっていた。去年の今頃は一緒に京都旅行もしたもんだけど、今はほとんど外出できない。体を起こすのも難儀そうだ。随分体が小さくなったな。それでも、『あー、よう来たね。』という一言になんだかほっとした。酸素吸入器から管をひいてあるからちょっと違和感はあるけれど、やっぱり住み慣れた家でのんびりできているからかリラックスできてるみたい。仕事の話とかをちょっとだけして、そういえばと新しくなった名刺を渡したらその名刺をじーっと眺めてとても喜んでくれた。
しばらくのあいだばあちゃんと一緒に、一歳半になる甥っ子と遊んだ。小さな彼を抱きしめてにっこりするばあちゃんを写真に収めた。二人の笑顔がとても素敵。いつまでばあちゃんが元気でいられるか分からないけど、いつか将来この写真を見て思い出してくれたらいいな。
一緒に買い物行きたそうだけど、それは無理だからみんなで好きなだけ買い物しておいでとカードを渡された。親父におふくろ、弟の奥さんに甥っ子、僕たち夫婦の6人でお出かけ。寒くなる冬に向けてみんな一、二点買い物させてもらった。僕には素敵な色のマフラーを二本。肌触りがとてもいい。これからずっと大事にしていきたいな。家に再び戻って、それぞれが買ってもらった物を身につけて見てもらった。とても似合うと皆に言ってくれたよ。また一緒に買い物いける日が来たら良いな。