柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

シナジー

M&Aって日本でもずいぶん流行してきてる。証券会社で働くKの回りでも、M&Aの案件はないかという質問が日本企業の経営者から結構くるらしい。とはいえ、M&Aって派手なディールの部分よりその後のintegrationの方がよっぽど大変なんだよなあ。今日話をした相手の中に何年も前に買収された先の会社の人がいたんだけれど、その人は「自分たちの会社」という言葉をその事業を説明するのにずっと使っていた。買収した側が使う「自分たち」は被買収先を含んでいるけれど、買収された側はそうは思っていないことが如実に感じられる。あくまで外様。むずかしいよなあ。
それに買収によって出てくるシナジーってホントのところどこまであるのかね。間接部門の削減などで得られるコストシナジーは計りやすいとしても、買収によって暗黙知を持つ人々が流出して売り上げに対して負の影響とかも絶対あるよなあ。シナジーってなんだか水戸黄門の紋所のように使われる言葉みたいだ。
午後からは銀行訪問。あまり社外の人と折衝する機会がなかったから、なかなか新鮮な感じだ。違うセクターの人と話をして得られる刺激によって得られるシナジーは個人的にはありそうだ。
そうそう、ネクタイ結ぶの下手すぎるのが改めて発覚。