5月16日深夜。未だに上海の空港の飛行機のなかで足止め中。
ことの起こりは天候不順。もともと予定していた19時半のフライトが22時に遅れるらしいというはなしをオフィスで聞いた。同じ便で広州に帰る予定だった人たちが次々に早めの便に変更しようとするものの、満席のため変更できずにがっかりするなか、ぼくは幸運にもアシスタントの人が気を回して既に便を変更してくれていたのだ。1645発のフライトが3時間遅れの2000に飛ぶということ。それなら日付が変わる前に家に帰れる。I'm the luckiest.
1830に空港に到着。ところがちっとも搭乗が始まらない。結局2130にゲートがオープンして、ようやく機内へ。そこからがまた長かった。仕事をしながら待っていたのだけど、いつまでたっても飛び立つ気配がない。そのうち機内アナウンスも中国語だけになり、ちらほらと飛行機を降りる人が出て来た。とりあえずいつ飛べるかわからないということらしい。幸いにも騒ぐ乗客はあまりいないから心は平穏。さて、どうなる?
追記1
12時を回ったところで二時間遅れで出発予定との連絡が入った。ということは、家に着いたら朝5時過ぎだ。信用できるのかな?
追記2 2500
諦めて飛行機を降りた。無人に近い空港の出発ロビー。幸いにもホテルにふた部屋だけ空室が残っていたので、街中まで戻ることに。図らずも明日は半日上海オフィスで仕事だな。禍福はあざなえる縄の如し。
追記3 2600
というわけで、久しぶりのポートマンリッツカールトン。お風呂に入ってさっさと寝よう。何はともあれ、あまりイライラしたり怒ったりせずに笑い飛ばして乗り切れたので良しとしよう。
追記4 0830
遅めの起床。帰りの便をアシスタントの人にお願いしてアレンジしてもらうものの、航空会社の方もスケジュールがめちゃくちゃになっていて飛行機が取れないとのこと。もしかしたら昼前の便がとれるかもということなので、オフィスに行くのはやめてホテルの部屋から電話会議。
追記5 1100
1530発の飛行機を押さえることが出来た。いつもならフライト1時間前ぐらいに着いていたら良いのだけれども、上海は大雨で渋滞中らしいので1200には出発。
追記6 1315
浦東空港到着。電光掲示板にはほとんど飛行機が乗っていない。今日もどうやらかなり混乱しているみたい。チェックインをすませ、セキュリティを抜けて中へ。しまった。浦東空港はあまり食べるところが無い。搭乗時間は1445予定なり。
追記7 1430
のんびりご飯を食べて、再び電光掲示板を見てみたところ、出発時刻が1330に繰り上がっている。え、どういうこと?急いでゲートに向かってみたらそこは黒山の人だかり。まだ出発していなかったので一安心。
追記8 1530
搭乗始まらず。遅延という表示のみでいつになることやら。
追記9 1615
搭乗開始。というか、いつのまにかファイナルボーディングコールになっていた。焦ったけれど、なんとか間に合った。
追記10 1910
広州白雲空港到着!結局家に着いたのは20時過ぎ。昨日の夕方オフィスを出てから27時間の長丁場だった。なにはともあれ帰って来れて一安心。家族の顔を月曜日の朝ぶりに見れて気持ちも和らいだ。長い時間乾燥した機内で待っていて、少し喉風邪気味なので今日はゆっくり休もう。
色々踏んだり蹴ったりだったけれども、冷静に考えてみるとたまにニュースでやっている羽田で雪のため足止めというのとあまり変わらないのかもね。異国なのでなんだかアドベンチャーな感じがしたけれど。まあ、天気が相手ならしょうがない。