平民金子さんのエッセイ、ごろごろ神戸を読んだ。何気ない神戸での生活をつづったエッセイ。
ぼくは2003年の夏に神戸に引っ越した。2005年に当時のはてなダイアリーで日記をつけはじめ、結婚し、そのあと2008年の夏に神戸を去ってマニラに移った。
神戸で暮らしていた時のぼくの行動範囲は三宮から東側がほとんどだったからわからないことも多い。その代わり記憶の中に眠っていた保久良神社あたりの様子や渦森台、芦屋川沿いや、夙川の景色、なんども通った焼肉たじまや、六甲山から見下ろした街の景色や、六甲アイランドの様子が浮かんでくる。
あのころはまた神戸に戻ってくると思っていたけど、そのあと9年海外を転々としてそのあとは横浜にやってきた。横浜も神戸もなんとなく似ている。山手公園や山下公園の辺りを歩くのはとても楽しい。六甲山みたいな手頃な山が身近にないのだけが残念だけれど。
日本に帰ってきていろいろ忙しく、気楽なTwitterを眺めているだけで自分からこうやって日記を書くこともあまりなくなった。でも自分が10年前に書いていた記事を読むと、あの頃の気持ちが少しだけ蘇ってくる。
一期一会。コロナウイルスが落ち着いたら、子供達を連れて神戸に行ってみたいな。