柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

これからの旅のはじまりに

柿の種中毒治療日記―思えば柿の種が大好きなことに対する冗談でつけたタイトルのこのブログももう20年になる。今日、胃と大腸の内視鏡の検査を終えて、何も異常がなかったと聞いた瞬間、静かに安堵の息が漏れた。この一年ほど、特にハードワークが続いていた…

日本フィル 定期演奏会

土曜日。日本フィルハーモニー交響楽団の第405回横浜定期演奏会に家族4人で行ってきました 指揮者は炎のコバケン。一曲目は中野りなさんをソリストとして迎えた、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。出だしから中野さんの素晴らしいヴァイオリンに引…

箱根は雪

週末を温泉でのんびりしようと箱根にやってきたところ、雪が降り始めてびっくり。三月なかばでも山の天気はやはり変わりやすいのかな。修理中の車の代車に貸してもらっているエクストレイルにはスタッドレスが付いているので安心です。ぼくのスカイラインは…

村上JAM @ ブルーノート東京

最高の夜。約3時間濃密な時間。ぼくが初めて買ったジャズのアルバム数枚のうちのひとつは大西順子さんのものだった。その人が音楽監督を務め、プロデュースは村上春樹さん。そして錚々たるメンバー。 ギターはマイク・スターン。最高の技術。激しい曲はダイ…

走ることについて語るときに僕の語ること

5月頭から体調があまり芳しくなく、先週は入院していた。そのあと少しづつならしながら日々生活をしてるけど、入院前よりいろいろとかなり改善した気がする。夜も無理せず少しづつ運動を再会。といっても1時間弱歩いてるだけだけど。そうやって歩きながら、…

辺境・近境

オーディブルで村上春樹さんの『辺境・近境』を聴き終えた。この本は前に学んだも読んだことがあるのに、なぜか自分のこのブログに記録した形跡がない 辺境・近境(新潮文庫) 作者:村上 春樹 新潮社 Amazon ともあれ毎夜散歩しながら永山瑛太さんの朗読に耳…

東京奇譚集

オーディブルで東京奇譚集を聴いた。イッセー尾形さんの朗読と村上春樹さんの文ってどうなんだろうなんて半信半疑だったけど、すごくいい それぞれが1時間ずつぐらいの話なので、夜の散歩で一日一話聴いた。毎日少し不思議な、そして心を少し揺さぶられる物…

全国学生書道展

日曜日。今日は東京都美術館へ創玄展・全国学生書道展へ行ってきました 娘が今回特別賞の中のある賞を頂いたので、授賞式に参加。賞状をいただき、その後家族みんなで展示されている作品を見に行きました。これが自信になったらいいなと思います 休日の上野…

神奈川フィル スメタナ 『わが祖国』

先月神奈川フィルのマーラーを聴いて、ライブのオーケストラの素晴らしさに感動した。なにかまた行こうと思っていたら、今週末はスメタナの連作交響詩『わが祖国』。一人みなとみらいに行ってきた 指揮の広上淳一さんは小柄だけど背筋がずっと伸びていて、と…

鳥山明さんを思う

鳥山明さんが亡くなったというのが大きなニュースになっていた ぼくもコミックを買い揃えたっけな。久しぶりに読みたくなって、Kindleでモノクロ版を全巻まとめ買い。1巻を読み始めて笑いが止まらない。どんどん進んでいく。 大人になったからなのか、親にな…

グリーグ ピアノ協奏曲第一番

むすめと義父さんの3人、みなとみらいで行われた神奈川フィルのコンサートに行ってきました。 曲はグリーグのピアノ協奏曲第1番と、マーラーの交響曲第7番。 グリーグのピアノ協奏曲はもう数十年前、中学生のときに何度聴いただろうというぐらい聴いた曲。…

パット・メセニー Dream box

パット・メセニーのソロツアー Dream boxのため青山に行ってきました。高校生の時にアルバムWe live hereを聴いて衝撃をうけ、それ以来ずっと30年以上きいている人のライブについに来ることができて感動 これまたぼくがこれまで一番聴いたアルバムの一つであ…

1Q84

村上春樹さんの小説『1Q84』を聴き終えた。オーディオブックで全6巻の大作。全部で68時間近い。 オーディオブックは倍速ぐらいで聞くことが多いのだけど、小説に限っていえば早くしないほうが世界観にどっぷりと入り込めてよい。今回の朗読は杏さんと柄本時…

ノルウェイの森

最近は次から次へと村上春樹さんの小説の朗読を聴いている。 先週末まで聴いていたのは、妻夫木聡さんが朗読する『ノルウェイの森』。初めて読んだのは大学一年生の時だったかな。 主人公のワタナベが暮らす目白あたりの学生寮のモデルになった『和敬塾』に…

騎士団長殺し

ここしばらく夜の散歩で汗をかくための訓練をしている。そのお供に聴いた『騎士団長殺し』を約2週間かけて聴き終えた。本が出た今から6年近く前に、海外発送してもらって読了した記録があった。でもどうやら発熱中に読んだらしく、当時の日記を読んでもあま…

パン屋再襲撃

1986年初版のパン屋再襲撃がAudibleに入っていたので聴き終えた。 昔々読んだ記憶が呼び覚まされる。タイトルの「パン屋再襲撃」、「象の消滅」、「ファミリー・アフェア」、「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入…

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

10年前に少し長いお休みに広州から香港に旅行に行き、銅鑼湾そごうの書店で発売まもないこの本を買った。香港のコンラッドに滞在中に一気に読み終えて、日記にはその旨だけ書いていた。ところが全く話を覚えていない。また読みたいとは書いていても、それ以…

街とその不確かな壁

なかなか読み進められなかった村上春樹さんの『街とその不確かな壁』をまとまった時間をとって一気に読了。 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』と似た世界から始まって、いろいろ既視感があったのだけど、第二部に移って全く違う物語として楽し…

マイ・エレメント

朝一でディズニー・ピクサーのマイ・エレメントを息子と2人で見に行ってきました。 風、土、水、火の四つの元素が暮らす世界。彼らは一つの大都市に集まっているけれど、周りを燃やしてしまう火のエレメントは他の元素たちから疎外され、一つの地域に身を寄…

猫を棄てる 父親について語るとき

終戦記念日ですね。終戦から78年、ぼくの親は戦後生まれだし、もちろん自分が戦争を体験した世代ではない。でもこの日にはいつも何か感慨深いものがある。 Audibleで本当にたまたま目に止まった村上春樹さんの『猫を棄てる 父親について語るとき』を聞いたと…

ケリー・スターレット式 「座りすぎ」ケア完全マニュアル 姿勢・バイオメカニクス・メンテナンスで健康を守る

先日息子の友人宅を訪問した時にお勧めされた本を読了。素晴らしい本。 去年からロルフィングにいってかなり姿勢が良くなり頭痛なども減ったのだけど、残念ながらまだぎっくり腰からは逃れられていない。ロルフィングでも鍼でも共通して言われるのは『座りす…

逆ソクラテス

junaidaさんの表紙絵が気になって手に取った本。子供たちが主人公の話なので、目線の違いが面白かった。ぼくはついつい親目線になって読んでる 逆ソクラテス (集英社文庫) 作者:伊坂幸太郎 集英社 Amazon

東京タワー with Midjourney

AI

1月にChat-GPTを使い始めて以来有料バージョンにアップグレードして便利に使っているのだけれど、生成AIの勢いはすごいね。もう100以上の色々なサービスが出ているらしい。しばらくBingのimage creatorで遊んでいたのだけれども、週末なのでMidjourneyの使い…

A Siberian Cat sitting on a bus stop by Bing Image Creator

AI

Microsoft BingにImage Creatorという画像生成AIサービスが使えるので、色々なスタイルでサイベリアン・キャットがバス停に座っている画像を指示してみました。プロンプトは単純に"Siberian cat sitting on a bus stop in Tokyo. Style of xxx"でxxxの部分を…

源右衛門窯

昔々芦屋の駅の近くの食器屋さんで見かけて、いつかは使ってみたいなと思っていた源右衛門窯。古伊万里風花籠手という名前の茶碗を先日手に入れた。 ここしばらく忙しさにとりまぎれ、のんびりご飯を食べるという気持ちでもなかったのだけど、少し仕事に目処…

春模様

朝から統一地方選挙に行ってきた。今回の県知事選は悩みに悩んで結局白紙投票。無効票の数が公表されるかどうかも知らないけれど。午後になって、歩行禅なるものをやってみようとゆっくり2時間散歩。日陰は寒いくらいで、空気も清々しい。帰りにトゥモロー…

整える力

しばらく前に鎌倉の禅寺を巡って、少し興味を持っていたところだったので読了。坐禅の三つの基本は調身・調息・調心というらしい。すなわち、 ・調身とは 身(姿勢)を調えること ・調息とは 呼吸を調えること ・調心とは 心を調えること昨年ロルフィングに通…

芸術は長く、人生は短し

ほぼ一年ぶりのブログなのですが元気に生きてます。今日は教授こと坂本龍一さんの訃報に接して朝から色々思うところあり。 改めて自分の記憶を辿ると、青春時代は彼の音楽が自分の中の大部分を占めていた気がする。初めて教授のアルバムを買ったのは中学生の…

ロルフィング第二回を受けてきました

ロルフィング第二回目のセッションに行ってきた。今回は膝から下を中心に。 まずは脛のすぐそばの前脛骨筋に対して念入りにワークしてもらう。今回もぐりぐり押したりすることはなく、ゆっくりと持続的な圧のかけかた。気持ちいい程度に触れて、微妙な動き。…

サラバ!

西加奈子さんの『サラバ!』を聴き終えた。主人公の圷歩(あくつあゆむ)は1977年イラン駐在中の父母のもとテヘランで生まれ、その後エジプトカイロで小学生時代を過ごし、中学校以降は大阪で。そこで阪神大震災を経験する。その年には地下鉄サリン事件もあ…